■間取りの選択…両親「中国式」夫妻「日本式」

日本式の設計の特徴

 しかし、北京市ではこうした間取りに変化が起きているという。住宅価格が高騰するなか、若い世代を中心に限られたスペースを有効活用する日本式設計の人気が高まっているというのだ。

 この日も北京市内にマンションを購入したという人が、鶴崎さんを訪ねていた。

鶴崎さん
「これはあくまでイメージです。洋服も開放でこのままかけられます。この下にも小さい収納ボックスが置けます」
日本式と中国式の間取りの違い

 両親と同じマンションを購入したという方さん夫妻。両親は中国式の間取りを選択したが、方さん夫妻は日本式の間取りにすることを希望している。

方さん夫妻
方躍さん(37)
「実用性が高く、中国の間取りより合理的だと思います」
妻(27)
「個人的には日本の間取りが好きです]
方さん
「(Q.どちらにするか迷いましたか?)ずっと日本式にしたかったので、迷いませんでした。私の部屋はそれほど広くはないので、スペースや収納、機能性について日本式の方が合理的だと思います」