トランプ大統領“悲願”の軍事パレード 1期目に計画するも断念 「王はいらない」と題したデモも
テレ朝NEWS6/16(月)18:00

分断が深まっていると指摘されるなか、軍事パレードの当日、銃撃事件が起きてしまった。 14日、アメリカのミネソタ州で民主党所属の州議会議員2人とその家族が相次いで銃撃されるという事件が起き、ホートマン議員とその夫が死亡、ホフマン議員とその妻が重体となっているという。 現場に残された容疑者の車から、議員らの名前が載ったリストや反トランプデモのチラシが見つかったといい、デモに参加する反トランプ派を標的にしていたとみられ、ミネソタ州で予定されていたデモは中止されたという。 同じく民主党に所属するミネソタ州のウォルツ知事は、今回の事件について「政治的動機に基づく暗殺だ」と批判している。 この事件については、トランプ大統領もSNSで「このような恐ろしい暴力はアメリカでは許されない」と非難している。 そして、デモ隊の排除に州兵を派遣したことが波紋を広げている。 6日、カリフォルニア州で移民税関捜査局(ICE)による強制摘発で44人が不法滞在などの疑いで拘束された問題で、抗議デモが加速し一部暴徒化したことに対して、トランプ大統領は州兵およそ4000人に加えて海兵隊700人をカリフォルニア州に派遣した。 この大統領の命令について「違法」ではないかとの声が上がっている。 本来、州兵は州知事の指揮下にあるのだが、連邦法では外国の侵略や反乱のおそれがあった場合などに大統領が州兵を招集できると定められていて、あくまでも命令は各州の知事が行うのが慣例となっている。 しかし今回、トランプ大統領はカリフォルニア州のニューサム知事を通さずに州兵を派遣した。 このことについてカリフォルニア州の連邦地裁は、トランプ大統領が知事の同意なく州兵を派遣した措置は州の主権を侵害しており「違法」だと指摘している。 また、ロサンゼルスでの抗議デモについても「反乱とは程遠い」として、州兵の指揮権を知事に返還するよう命じた。 ただ、トランプ政権は即日控訴し、高裁にあたる連邦控訴裁判所が地裁命令の発効を一時差し止めた。これによって、現在も州兵は派遣されたままとなっている。 トランプ大統領が強硬的な手段に出る背景に、カリフォルニア州のニューサム知事の存在があるという。 ニューサム知事は現在57歳、民主党内で将来の大統領候補として名前が挙がる次世代のホープとされる人物。州兵と海兵隊を投入したトランプ大統領の決定は「権力の乱用」であり「民主主義は私たちの目の前で攻撃されている」と批判した。 一方、トランプ大統領はニューサム知事の名前と「くず」を意味する「スカム」という言葉をもじって「ニュー・スカム(新たなくず)」と呼ぶなど挑発しており、「ワシントン・ポスト」によるとトランプ政権は連邦政府からカリフォルニア州に出している交付金の停止を検討しているという。 さらに12日には、2035年までにガソリン車などの販売を禁じるというカリフォルニア州の規制を無効とする連邦議会決議に署名し、「電気自動車義務化を永遠に葬り、アメリカの自動車産業を救う」と強調するなどカリフォルニア州を標的とした政策を打ち出している。■民主州議会議員ら銃撃される

■州兵派遣の大統領命令は「違法」の指摘も



■トランプ大統領とニューサム知事が対立










