福岡県朝倉市の原鶴温泉で、初夏の訪れを告げる伝統の「鵜飼い」が20日の夜に始まりました。

原鶴温泉を流れる筑後川の「鵜飼い」は、毎年5月20日のアユ漁解禁にあわせて始まる伝統の漁法で、夏の風物詩となっています。

去年とおととしは豪雨で川に土砂が流れ込み、シーズン途中で中止を余儀なくされましたが、土砂の撤去などを進め、シーズン初日から実施できるようになりました。

20日の夜は、関係者など約30人が屋形船に乗船し、鵜匠と鵜の息の合った技に歓声を上げていました。

◆鵜匠 臼井信郎さん
「一番は鳥が仕事ができるのがうれしいのでよかったです。鳥と仕事をしてこういう漁法があるよというのをみてもらいたいです」

原鶴温泉の鵜飼いは、週末を中心に9月1日まで行われる予定です。