SLやきかんしゃトーマス号が全国的に人気の静岡県島田市の大井川鉄道が、現在の鈴木肇社長が監査役となり、後任に鳥塚亮氏を新社長とする人事を内定したと発表しました。

新しい社長に内定した鳥塚亮氏は、東京都出身の63歳で航空会社などを経て、2009年に千葉県の「いすみ鉄道」の社長公募に応募し就任。一時は廃線の危機を抱えていましたが、グルメ列車などを運行させるなど、様々なアイデアに次々と取り組むことで「いすみ鉄道」の知名度を一気に全国区へと高めました。

その後、2019年に新潟県の「えちごトキめき鉄道」の社長に就任し、鉄道テーマパークの開設や観光列車の運行などで、利用客の増加や会社の収支改善に尽力しました。

大井川鉄道は今月28日に開かれる定時株主総会と取締役会で、鳥塚亮新社長就任が正式に決まる予定で、その後、記者会見を実施する予定です。