PSVに所属するオランダ代表MFモハメド・イハッターレン(19)がクラブとの関係悪化によって今夏の退団の可能性が浮上している。オランダ『Eindhovens Dagblad』が報じている。

PSV生え抜きの攻撃的MFは卓越したボールスキル、視野の広さ、高精度の左足を武器に16歳でトップチームデビューを飾った逸材。今シーズンもここまで公式戦25試合に出場し、2ゴール1アシストの数字を残している。

オランダ『Algemeen Dagblad』によると、イハッターレンは先日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のオリンピアコス戦でスタメンを外れた際、ロジャー・シュミット監督やチームメイトの前で悪態を付いていたという。

同試合では指揮官を中心にベスト16進出に向けてチームの結束を高めようとしていたこともあり、ドイツ人指揮官は同選手のこの行動に憤り、直近のアヤックスとのデ・クラシケルでは懲戒処分としてメンバーから外していた。

また、シュミット監督はイハッターレンへの処分がクラブ、その他の選手たちの全面的な支持を得た末のものであると説明していた。

「我々全員が、彼を助けたいと思っているし、サポートを申し出ている」

「しかし、それは一方通行ではダメだ。それでは人を変えることはできない」

「彼自身が変わろうという意思を持って取り組めば、彼にはチャンスがある。だが、そうでなければ、彼にはチャンスがない」

なお、シュミット監督によると、自身を含めてクラブは2019年に最愛の父を亡くすなどプライベートな問題を抱えるイハッターレンに対して、何度も手を差し伸べてきたという。

しかし、同選手は完全に自身の殻に閉じこもり、練習中に周囲との衝突を起こしたり、スポンサー関連のイベントを無断で欠席したり、ウエイトオーバーなど、プロフェッショナルとして相応しくない行動が目に付いていた。

一方、この主張に異を唱えるのが、イハッターレンの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏だ。同氏はクラブの主張が誤ったものであり、自身の顧客が不当な扱いを受けていると反論している。

「(PSVの前述の主張は)正しくないものだ。それはでっち上げられた嘘だ。その理由として他のプレーヤーたちはクラブの決定を支持していない。あくまでクラブが独断で決定したことだ。他のプレーヤーたちは意見さえも聞かれていなかった」

「こういったことが起これば、プレーヤーとクラブがこれ以上対立することなく、今後もうまくやっていくことは難しい」

なお、PSVとライオラ氏の主張のいずれが正しいかは現時点で不明だが、両者の関係悪化は明白だ。現行契約は2022年までとなっており、今夏にイハッターレンが新天地を求める可能性は高いかもしれない。

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