たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。


今回は、インテルの元スロベニア代表GKサミル・ハンダノビッチが見せたスーパーセーブだ。

ウディネーゼでブレイクした2012年にインテルに加入して以来、絶対的守護神としてゴールマウスを守り続けているハンダノビッチ。長い手足と抜群の反射神経で、幾度となくチームのピンチを救っている。

2021年2月21日に行われたセリエA第23節、ミランとの“ミラノ・ダービー”では、相手のエースを抑える素晴らしいセーブをみせている。

1-0とインテルリードの47分、ミランが左サイドでコーナーキックのチャンスを得ると、ゴール左の位置からFWズラタン・イブラヒモビッチが強烈なヘディングシュート。素早い反応でハンダノビッチがボールを弾きだし、何とか右サイドからのスローインに逃げる。

すると、このスローインからミランが中央にクロスを上げ、ファーポストでイブラヒモビッチが再び強烈なヘディングシュート。しかしこれもハンダノビッチが絶妙なポジション取りで体をシュートに当ててブロックする。

最後はその直後、三度ミランがチャンスを作ると、シュートのこぼれ球に対し、MFサンドロ・トナーリが拾ってミドルシュート。ゴール左上への鋭いシュートだったが、ハンダノビッチが驚異的な反応で右手でシュートを枠外に弾き、事なきを得た。

ビッグセーブ3連発でリードを守ったハンダノビッチ。最初のセーブから3本目のセーブまでその間なんと52秒と、1分以内に立て続けにピンチを救っている。なお、試合はインテルが3-0でライバルに勝利している。