ラ・リーガ第37節、アトレティコ・マドリーvsオサスナが16日にワンダ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-1で逆転勝利した。

前節、7年ぶりの優勝に向けて最大の障壁となると思われたレアル・ソシエダとの上位対決をカラスコ、コレアの2ゴール、守護神オブラクの圧巻のパフォーマンスによって2-1で競り勝った首位のアトレティコ(勝ち点80)。この重要な勝ち点3奪取によって2位のレアル・マドリー(勝ち点78)と2ポイント差を維持した。

今節、勝利且つレアル・マドリーが勝利を逃した場合、最終節を残して優勝が決定する一戦では、すでに残留が決定している13位のオサスナ(勝ち点44)と対戦。シメオネ監督はこの重要なホームゲームに向けて全く同じ11人で臨んだ。

守備的な[5-4-1]の布陣を採用したオサスナに対して、コレア、スアレス、カラスコを3トップに配した可変式の[4-3-3]の布陣で臨んだアトレティコ。

立ち上がりからエンジン全開で相手を押し込んでいく中、10分にはボックス左に抜け出したスアレスに最初の決定機が訪れるが、ここは相手GKの好守に遭う。さらに、畳みかける攻めを見せるホームチームは15分にもスアレス、コレアと際どいシュートを浴びせかけるが、GKエレーラが立ちはだかる。

それでも、良い形の攻撃を続けるアトレティコは22分、この試合最大のゴールチャンスを迎える。22分、ハイラインの背後を突いたコレアがボックス右から丁寧に折り返すと、ファーでフリーのスアレスが右足を振り抜くが、このシュートは左ポストを叩いた。

エースのらしくない決定機逸でやや嫌な空気が漂うも、引き続き相手陣内でのハーフコートゲームを展開するホームチーム。コレアを起点に再三シュートを浴びせかける中、前半終了間際の43分にはボックス手前でコケのパスを受けたサウールが渾身の左足シュートを放つが、スアレスに続きこのシュートも右ポストに阻まれた。

オサスナを圧倒するもゴールを奪えないまま試合を折り返したアトレティコは後半も引き続き相手を押し込んでいく。引き続きボックス付近でシュートを浴びせかけると、59分にはFKの場面でサウールが競り勝ったボールをサビッチが押し込んでゴールネットを揺らす。だが、VARのレビューの結果、サビッチがわずかにオフサイドラインを越えておりゴールは取り消しに。

その後、66分にサウールとエルモソを下げて切り札のフェリックス、ロージを同時投入したアトレティコは66分にコレアのスルーパスに抜け出したカラスコが再びネットを揺らすが、これもオフサイドでゴールは認められない。

すると、バランスを崩して猛攻に打って出た中、相手のワンチャンスに沈む。75分、左サイドでルベン・ガルシアが上げたアーリークロスをファーサイドのブディミルにドンピシャのヘッドで合わせられると、GKオブラクが驚異的な反応でボールをかき出すも、VARのレビューの結果、ボールがすでにゴールラインを割っていたとの判定で痛恨の先制点献上となった。

これで逆転優勝に向けて窮地に追い込まれたアトレティコは、80分にコレアとマルコス・ジョレンテを下げてエレーラ、デンベレを同時投入。すると、直後に伏兵がチームを救う。82分、フェリックスの浮き球スルーパスに反応したロージがボックス左に抜け出して豪快に左足を振り抜くと、これがゴール右隅に決まった。

ロージの今季初ゴールで試合を振り出しに戻したアトレティコは、ここからさらに前がかって逆転を目指すと、土壇場でエースが値千金の仕事を果たす。88分、ボックス右でDF2枚と対峙したカラスコが鋭いマイナスのクロスを入れると、これをスアレスが右足のダイレクトシュートでゴール左隅に突き刺した。

そして、伏兵とエースのゴールで土壇場での逆転に成功したアトレティコは、殊勲のエースを下げてコンドグビアの投入で逃げ切り態勢に入る。試合最終盤はオサスナの攻勢に晒されるも、守護神オブラクを中心に何とか守り切った。

オサスナ相手に大苦戦を強いられる見事なリバウンドメンタリティで逆転勝利を飾ったアトレティコは、レアル・マドリーがアスレティック・ビルバオを破ったことで今節での優勝は逃すも、バジャドリーとの最終節を首位で迎えることになった。