国際サッカー連盟(FIFA)は18日、一部サポーターが同性愛者差別チャントを行った一件を受け、男子メキシコ代表チームに対してホーム2試合の無観客開催処分を科した。『ESPN』が伝えている。

メキシコ代表では今年3月に行われた北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)の東京オリンピック予選のU-24ドミニカ共和国代表戦、U-24アメリカ代表戦の2試合において、一部サポーターが同性愛者差別にあたるチャントを行ったことが問題視されていた。

そして、先日に処分を科すことを明言していたFIFAは、メキシコサッカー連盟(FMF)に対してホーム2試合の無観客開催処分および罰金6万スイスフラン(約720万円)を科した。

なお、無観客開催の対象試合は9月2日に予定されるジャマイカ代表戦、10月7日に予定されるカナダ代表戦のカタール・ワールドカップ予選2試合だ。

さらに、今後も同様の事象が発生した場合、ワールドカップ予選などの公式大会における勝ち点はく奪、ワールドカップを含むFIFA管轄下のすべての大会へのメキシコの参加を全面的に禁止することなど、追加処分の可能性を通知した。

なお、メキシコでは5月29日に行われたアイスランド代表との国際親善試合、CONCACAFネーションズリーグの準決勝コスタリカ代表戦、決勝のアメリカ戦においても同様の行為が確認されており、今回の処分決定後に新たな問題が発生した場合、FIFAが前述の厳しい処分に踏み切る可能性は十分にあるようだ。

今回の処分を受けて、FMFのヨン・デ・ルイサ会長は、「メキシコ代表チームの試合におけるあらゆる差別」を拒絶することを改めて強調している。

また、フル代表を率いるヘラルド・マルティーノ会長は、「このような態度が我々に何をもたらすのか、ファンの皆さんに考えてもらいたいと思う。空っぽのスタジアムでプレーすることになるし、国際大会に出場できなくなる可能性もある。重要なことを成し遂げようとする代表チームは、プレーヤーとファンに依存している」とコメント。一部サポーターによる愚行の撲滅を改めて訴えている。

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