トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督が、新型コロナウイルスのクラスターが発生したチームの窮状を訴えた。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

直近のリーグ戦3連勝と好調を維持する5位のトッテナムだが、6日に行われた最新のPCR検査の結果、複数名の選手とチームスタッフの新型コロナウイルス感染が発覚した。

そういった中、9日にグループステージ突破を懸けたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のグループ最終節、スタッド・レンヌ戦を控えるイタリア人人指揮官は、急遽対面方式からオンライン方式に変更された前日会見の場で、現状選手8名とスタッフ5名の陽性判定が確認されたことを明らかにした。

「8人のプレーヤーと5人のスタッフが感染している。しかし、問題は毎日のようにコロナウイルスに感染した人間の数が増えていることだ」

「昨日は陽性ではなかった人間が、今日には陽性になったり、陰性だと思っていた人間と接触していた中、その人間が翌日に陽性になったりという状況が続いている」

「これは深刻な問題だと思う。記者会見ではコロナウイルスのことではなく、フットボールや次の試合のことを話したいと思っているのに、非常に残念なことだ」

「しかし、状況は深刻だ。毎日、我々は陽性判定者を抱えている」

「最悪なのは、我々がその状況をしっかりと把握できないことだ。結果的に陰性ではなかった人間との接触が続いていることだと思う。これは決して良い状況とは言えない。レンヌとの試合に向けてトレーニングを行っているが、非常に難しい状況だ」

「今日のトレーニングセッションの終わりに、また一人のプレーヤーが陽性となり、もう一人のスタッフも陽性だ。明日は誰?、私か?、別のプレーヤー?、別のスタッフ?、このようなことが続いている」

さらに、レンヌ戦に向けた準備を進めていた中、スタメンで起用予定だった選手が新たな陽性者となったことで、土壇場でのゲームプラン変更を余儀なくされたことも明かしている。

「難しい状況だ。現在、11人のプレー可能なプレーヤーがいて、今日は1人のプレーヤーを出場させるために試合の準備をして、セッションを終えたらそのプレーヤーが陽性だった」

これにより、当該選手とスタッフは少なくとも10日間の隔離措置を講じた後、陰性が確認されるまで試合に絡むことができなくなる。

だが、欧州サッカー連盟(UEFA)は出場可能な選手が13名以下、登録されているGKが一人も起用できないという状況では限り、開催延期は不可として、すでに通常通りの開催を決定している。

その一方で、プレミアリーグはUEFAと異なり、試合開催の可否に関してより柔軟な対応を行っており、トッテナムはリーグ側に対して、12日に開催予定の第16節ブライトン戦の開催延期を要請しているようだ。

なお、昨シーズンのプレミアリーグではマンチェスター・シティやフルアムが同様のケースで開催延期を許可されており、トッテナムの今回の要請が受け入れられる可能性は高いとのことだ。