第44回皇后杯決勝が28日にヨドコウ桜スタジアムにて行われる。決勝へ向け、日本サッカー協会(JFA)が決勝進出チームのゴール集を作成した。

決勝では2大会ぶり16度目の優勝を目指す日テレ・東京ヴェルディベレーザと、6大会ぶり7度目の優勝を狙うINAC神戸レオネッサが相まみえる。

JFAの女子サッカー公式ツイッターアカウントでは、両チームのここまでの戦いをピックアップ。今大会における両者の全ゴールをまとめた動画を公開した。

東京NBは4回戦からの登場で、マイナビ仙台レディースと対戦し、4-1で勝利。開始1分に植木理子が得意のヘディングを決めると、11分には北村菜々美、その6分後には小林里歌子が追加点を奪い、38分には植木が距離のあるミドルを沈めた。

準々決勝のサンフレッチェ広島レジーナ戦ではあわやの場面もある中で、前半終了間際に小林の折り返しから植木が技ありの一撃を決めて先制すると、後半には藤野あおば、植木が追加点を挙げて3-0で勝利を収めた、

準決勝のアルビレックス新潟レディース戦は藤野が突破から3分に先制点を奪い、12分に植木が追加点。後半開始早々に1点を返されたが、66分に北村のクロスを植木が頭で押し込み、逃げ切っている。

対する、I神戸は4回戦でなでしこリーグ1部のASハリマアルビオンと激突。7分に田中美南が先制弾を沈めるも17分に追い付かれ、同点で迎えた56分に浜野まいか(→ハンマルビー)が決勝点を奪った。

準々決勝の三菱重工浦和レッズレディース戦は守勢の中で21分、23分と成宮唯が立て続けのゴール。少ないチャンスをものにし、1点を返されながらも2-1と逃げ切り勝ちを収めた。

準決勝のちふれASエルフェン埼玉も一筋縄ではいかず、髙瀬愛実の絶妙ループで先制するも、7分後に被弾した。勝ち越しゴールは62分、中へ絞った守屋都弥の落としから伊藤美紀がシュートを放ち、こぼれ球を成宮が左足で蹴り込んで決勝進出を決めている。

3戦連続複数得点の植木らを擁する攻撃陣好調の東京NBか、我慢の時間を耐えしのいでしたたかに勝利を手繰り寄せるI神戸か。決勝戦は15:00キックオフ、NHK-BS1にて放送される。