ローマは31日、リーズ・ユナイテッドからスペイン代表DFディエゴ・ジョレンテ(29)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「14」に決定している。

なお、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、買い取りオプションの金額は1800万ユーロ(約25億3000万円)になるという。

ローマへの加入が決定したジョレンテは、新天地での意気込みを語った。

「ローマに来る可能性が提示されたとき、二度考える必要はなかったよ。ここに来ることは、自分のキャリアにとって大きな前進であり、この機会を最大限に活用したいと思っている」

「ローマは美しく、信じられないほどの都市であり、フットボールをプレーするのにこれ以上の場所を見つけることはほとんど不可能だと思うよ」

「クラブは今シーズン、あらゆる面で素晴らしいことを達成するために戦っている。僕はそれに貢献する準備ができているよ」

レアル・マドリーのカンテラ出身のジョレンテは、現在ローマを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督の下、2012-13シーズンにトップチームデビュー。以降はラージョ・バジェカーノ、マラガ、レアル・ソシエダを経て、2020年夏にリーズへ加入。マルセロ・ビエルサ前監督の下で主力に定着したが、今シーズンはジェシー・マーシュ監督の下で序列が低下しており、プレミアリーグでは8試合の出場にとどまっていた。

スペイン代表として10キャップを刻む186㎝のセンターバックは、右サイドバックや守備的MFでもプレー可能な多才なプレースタイルの持ち主。

ローマではアルバニア代表DFマラシュ・クンブラと共に3バックの控えからのスタートとなるが、ほかのライバルにはないビルドアップ能力を武器にポジション奪取を目指す。また、チーム状況次第では選手層に問題を抱える右ウイングバックでの起用の可能性もありそうだ。