財務違反の疑いでプレミアリーグから告発されたマンチェスター・シティが声明を発表した。

突如として出現した驚きの事件。プレミアリーグが6日に生命としてこの件を発表。サッカー界に激震が走っている。

しかし、この発表に対してシティが声明を発表。「驚いている」とし、徹底的な調査を歓迎するとした。

「マンチェスター・シティは、特にプレミアリーグが提供した広範な関与と膨大な量の資料を考慮すると、プレミアリーグの規則違反の疑いがあるとされたことに驚いています」

「当クラブは、クラブの立場を支持する反論の余地がない包括的な証拠を公平に検討するため、独立した委員会がこの問題を再調査することを歓迎します」

「そのため、この問題が完全に解決されることを期待しています」

プレミアリーグによると、シティの規則違反の疑いは2009年から2018年にかけてのもの。プレミアリーグでは、クラブが最大限の誠意を持ってリーグに正確な財務情報を提供するルールがあり、クラブの財務状況、収益構造、関連当事者や運営費などが報告の対象となっている。

プレミアリーグによる指摘は多岐に渡り、監督の報酬について選手の報酬と契約について、また、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反の問題などが挙げられている。

プレミアリーグは2018年12月から調査をスタートし、4年間の調査の結果、100件を超える財務規則違反があるとした。

シティは2020年に欧州サッカー連盟(UEFA)から2012年から2016年の間にFFPに関して重大な違反を犯したと裁定された。ヨーロッパの大会から2年間締め出されるはずだったが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)により、裁定が覆されて問題視されなかった。

これまでも不正行為に対しては否定を続けてきたシティ。しかし、プレミアリーグが4年間をかけて調べ上げた問題は100件を超える状況に。問題が解決するに至るには、かなりの時間が要されることとなりそうだ。