海外視察を行っているなでしこジャパンの池田太監督が、ローマを訪れた。

2月に行われたSheBelieves Cupでは強豪国相手に主導権を握りながらも、1勝2敗に終わったなでしこジャパン。7月に開幕を迎えるオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(Ｗ杯)のメンバー発表前では最後となった対外試合、4月の欧州遠征ではポルトガル女子代表を相手に2-1と逆転勝ちを収め、デンマーク女子代表戦は0-1で敗れていた。

池田監督は遠征後も欧州に留まり、日本人選手が所属する各クラブを視察している。スウェーデンに足を運んだ後、イタリアへと移動。18日にはローマ女子の公式ツイッターにて訪問が紹介され、DF南萌華、アレッサンドロ・スプグナ監督とのスリーショットが公開された。

セリエA女子はレギュラーシーズンを終え、現在は順位を決定するための上位・下位に分かれての再びの総当たり戦が行われている。ローマは直近15日に行われたアウェイでのインテル戦でも6-1と快勝し、残り6節というなかで2位・ユベントスに8ポイント差をつけての首位。南も左サイドバックという新境地を切り開きながら、主軸としてプレーし続けている。

デンマーク戦では痛恨のオウンゴールを献上してしまった南だが、U-20時代から目をかけているDFへ、指揮官の信頼が揺らぐことはなさそうだ。