ユベントスは4月30日、セリエA第32節でボローニャとのアウェイ戦に臨み、1-1で引き分けた。

前節ナポリに惜敗した3位ユベントス(勝ち点59)は、4日前に行われたコッパ・イタリアではインテルに敗れて準決勝敗退。公式戦4試合勝ちがない中、ミリクとキエーザの2トップとする[3-5-2]で臨んだ。

8位ボローニャ(勝ち点44)に対し、ユベントスは開始7分にPKを献上する。ダニーロがボックス内に侵入してきたオルソリーニを倒すと、VARの末にPK判定となった。これをオルソリーニに決められ、早々に先制されてしまう。

そのユベントスは25分、コスティッチの左クロスからミリクのボレーが枠を捉えたが、GKスコルプスキのセーブに阻まれてしまう。さらに27分、ファジョーリに2度決定機が訪れるも、いずれもGKスコルプスキの好守に阻止される。

そして29分、ユベントスにもPKが与えられる。ミリクがボックス内へと突進したプレーでルクミに倒されると、VARの末にPK判定となった。しかしキッカーのミリクはシュートをGKスコルプスキに止められてしまう。

躍動するスコルプスキの前にゴールが遠いユベントスは追加タイムにピンチを迎えるも、バロウの決定的なシュートはGKシュチェスニーがセーブし、1点のビハインドで前半を終えた。

迎えた後半、主導権争いが続いた中、ユベントスは58分にイリングとスーレを投入。すると61分に同点とする。イリングが左サイドで仕掛けた流れから最後はルーズボールをボックス内のミリクが蹴り込んだ。

PK失敗のミリクによる同点弾が生まれた中、ユベントスの攻勢が強まるかに思われたが、ボローニャの反撃を受けて追加点に迫ることができない。

何とかGKシュチェスニーの好守で凌いでいた中、84分にはピンチを迎えるもエビシェアの決定的なシュートはわずかに枠を外れて助かった。

すると1分後には大チャンスが訪れたが、スーレのゴール至近距離からのシュートは枠を捉えられない。結局、両ポーランド代表GKが躍動した一戦は引き分け決着。ユベントスは連敗を3で止めたものの勝ち点1獲得に留まった。