リーズ・ユナイテッドは2日、スポーツ・ディレクター(SD)のビクトル・オルタ氏(44)の退任を発表した。双方合意による退団とのことだ。

オルタ氏はレアル・バジャドリーやセビージャでテクニカルコーチを務め、その後はゼニト、エルチェでSDを担当。ミドルズブラでのディレクターを務め、2017年5月にリーズでSDに就任した。

2020年にプレミアリーグへの昇格を決めたが、下部リーグ時代にチームを支え、昇格へと貢献。選手やスタッフの採用を担当してきた。

しかし、今シーズンはシーズン序盤から苦戦。ジェシー・マーシュ監督も解任し、チームも残留争い中で全く予断を許さない状況。その中で、チームを去ることとなった。

オーナーのアンドレア・ラドリッツァーニ氏はコメントしている。

「ビクトルはリーズ・ユナイテッドのオーナーとしての最高の瞬間のいくつかに責任を負っており、彼と彼の仲間が過去6年間に行ってきたこと全てに感謝している」

「しかし、方向性を変える時が来たことは明らかだ。そしてビクトルがクラブを去ることに同意してくれた」

「サポーターが傷つき、動揺していることは理解しているが、今こそ団結の時だ」

「今シーズンは残り4回のカップ戦決勝があるようなもの。協力し合って生還することができると信じている」