今シーズンは低調なシーズンスタートとなった川崎フロンターレ。エースの元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(33)が退団する可能性があるようだ。

レアンドロ・ダミアンは、インテルナシオナウやサントス、クルゼイロなどブラジルの名門クラブでプレー。レアル・ベティスでのプレーも経験するが、その後サントス、フラメンゴ、インテルナシオナウと再びブラジルでプレー。2019年2月に川崎Fに完全移籍で加入した。

ブラジル代表歴もあるレアンドロ・ダミアンは、1年目こそ苦しんだものの、2年目以降は活躍。3年目の2021年には23ゴールを記録してJ1得点王に輝き最優秀選手賞も受賞。また、在籍5年間でチームとしても2度のリーグ優勝、天皇杯、YBCルヴァンカップと3つのタイトルを全て獲得していた。

2022シーズン途中に負傷したレアンドロ・ダミアンは復帰に時間を要し、今シーズンはJ1で2試合、ルヴァンカップで1試合に出場するにとどまっている。

これまでも、何度か母国復帰の話が浮上していたレアンドロ・ダミアンだが、ブラジル『Revista Colorada』によれば、7月に他クラブと事前契約を結ぶ可能性があるとのこと。シーズン終了後に退団となるとした。

『Revista Colorada』によれば、レアンドロ・ダミアンの代理人であるビニシウス・プラテス氏が、これ以上川崎Fとの契約を更新すべきではないと言及。「彼らは2024年か、交渉次第ではそれよりも早く退団することが可能だ」とコメント。来シーズンは残らず、契約が残り半年を切る夏からは他クラブを話をする可能性があるとした。

なお、行き先は現時点で不透明、古巣のインテルナシオナウへの復帰は望まれているものの、具体的な話はないという。

J1通算117試合で50ゴールという実績を残しているレアンドロ・ダミアン。ケガもあり、序列が落ちている現状であれば、退団という流れも仕方ないかもしれない。