ユベントスのイタリア人MFニコロ・ファジョーリが、ケガを再発させたフランス代表MFポール・ポグバへの想いを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

14日にクレモネーゼとのセリエA第35節を戦ったユベントス。90分を通じて格下を圧倒したなか、ファジョーリが55分に先制点を、DFグレイソン・ブレーメルが79分に追加点を決め、ホームで2-0の完勝を収めている。

18日にアウェイでセビージャとのヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグを控えるユベントスにとっては、FWアンヘル・ディ・マリアを筆頭とした主力選手を何枚か休ませたなか、弾みをつける大きな勝利に。しかし、完全復活が待たれる背番号「10」が涙を流すこととなった。

今シーズンから6年ぶりにユベントスへ復帰したポグバ。開幕直前に大ケガを負い、2度目のデビューが今年2月下旬までずれ込んだなか、その後もケガを繰り返し、クレモネーゼ戦がようやく今シーズン初スタメンだった。

しかし、待っていたのは24分での負傷交代。ポグバの離脱も手伝って今シーズンから出場機会を増やしている22歳のファジョーリだが、チームの勝利に影を落とすポグバのケガ再発にはショックを隠せず。試合後の『DAZN』のインタビューで心境を語った。

「僕たち全員が、ポグバがスタメンに戻ってきてくれたことを嬉しく思った。とりわけ僕にとって彼はアイドルであり、子どもの頃から彼のプレーを見てきた。ケガを再発させてしまったことが残念でならないよ…深刻なものではなく、早く回復してくれることを願っている」

EL決勝戦進出をかけたセビージャとの2ndレグはポグバを欠くことが確実なユベントス。ファジョーリは「勝ってブダペスト(EL決勝戦の開催地)に行かなくては…僕たちの揺るぎない目標だ」と前を向いた。