フランス遠征中のU-19日本女子代表は19日、SUD Ladies Cup 2023第2節でU-20パナマ女子代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。

チームの初陣となった初戦のU-20カメルーン女子代表戦を3-0で勝利した日本は、中2日でのパナマ戦でスタメンを8人入れ替えた。左サイドバックを猪瀨結子(マイナビ仙台レディース)が入ったほか、最前線はウイングタイプの笹井一愛(ノジマステラ神奈川相模原)が務めた。

この日は初戦のような強風はなく、穏やかな天候の下でスタート。[5-3-2]でセットアップするパナマに対し、序盤からボールも主導権も握った日本は20分、柏村菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の丁寧なクロスに笹井が頭で合わせて先制点を挙げる。

4分後には再びのサイド攻撃から追加点を奪取。猪瀬が左サイド深くで粘って戻し、榊原琴乃(AC長野パルセイロ・レディース)がボックス左角付近からクロスを送ると、飛び込んだ大島暖菜(大宮アルディージャVENTUS)は触れられなかったが、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。

リードを広げた直後にはシステムを変更し、猪瀬をインサイドハーフに置いた3バックにもトライ。37分にはバイタルエリアから笹井が放ったシュートをGKがはじき、こぼれ球に氏原里穂菜(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が蹴り込んで3点差に。同時に大島も詰めており、チームとしてゴールに向かう姿勢や約束事が垣間見えた。

ハーフタイム明けの3枚替えとともに再び4バックに戻した日本は、各自が積極的な仕掛けやシュートを見せる。内容や点差で圧倒していることもあり、ややアバウトになりかけはしたが、試合終了間際には途中出場・谷川萌々子(JFAアカデミー福島)の縦パスから同じく途中出場の根府桃子(大和シルフィード)がダメ押し弾を決めて試合終了。終始危なげのない戦いを見せた日本が4-0で勝利し、2連勝を飾っている。

U-19日本女子代表 4-0 U-20パナマ女子代表
【日本女子】
笹井一愛(前20)
榊原琴乃(前24)
氏原里穂菜(前37)
根府桃子(後45)

◆U-19日本女子代表
GK
岩崎有波(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
DF
柏村菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
→中谷莉奈(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
白沢百合恵(アルビレックス新潟レディース)
林愛花(MVLA Soccer Club)
→古賀塔子(JFAアカデミー福島)
猪瀨結子(マイナビ仙台レディース)
MF
氏原里穂菜(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
→角田楓佳(三菱重工浦和レッズレディース)
栗本悠加(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
→谷川萌々子(JFAアカデミー福島)
小川由姫(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
FW
大島暖菜(大宮アルディージャVENTUS)
笹井一愛(ノジマステラ神奈川相模原)
→根府桃子(大和シルフィード)
榊原琴乃(AC長野パルセイロ・レディース)