Yogibo WEリーグ第19節の3試合が21日に各地で行われた。

なでしこジャパンの池田太監督も視察に訪れた首位の三菱重工浦和レッズレディースと7位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦は、浦和Lが3-0で勝利を収めた。

前日に日テレ・東京ヴェルディベレーザが勝利したため、今節での優勝はなくなった浦和Lだが、浦和駒場スタジアムでこれまで通り自分たちの戦いを貫いた。

立ち上がりに仕掛けたショートカウンターからの島田芽依の右足はGKに阻まれたものの、10分にセットプレーから試合を動かす。右CKでショートコーナーを選択して柴田華絵を使ってタメを作り、もう1つ戻して塩越柚歩がクロス。清家貴子が頭で合わせた。

前線から追う千葉Lの守備に1つミスからフィニッシュを許したものの、総じて主導権を握って折り返すと、再びセットプレーから攻勢をかける。FKからの二次攻撃で石川璃音がネットを揺らしたシーンはオフサイドだったが、62分に追加点。右CKを石川が頭で折り返してゴール前での大混戦を招くと、密集から離れた位置にいた清家がこぼれ球を蹴り込んだ。

追い掛ける千葉Lも前十字靭帯断裂から復帰した千葉玲海菜がドリブルで安藤梢のファウルを誘発し、PKを獲得。だが、自らのキックは力んだか、クロスバーの上へ外してしまう。

対照的に浦和Lは74分に清家の折り返しを猶本光が押し込んでしたたかにリードを広げると、守っても4試合ぶりのクリーンシートを達成。着実に優勝への歩を進めている。

7ポイント差で浦和Lを追う2位のINAC神戸レオネッサは、アウェイで10位・ちふれASエルフェン埼玉と激突。10分に小山史乃観のゴールで先制すると、折り返しての79分には成宮唯が追加点を奪取。2-0で勝利を収めた。

最下位ながらも直近は2勝1分けと調子を上げているアルビレックス新潟レディースは、9位・AC長野パルセイロ・レディースをデンカビッグスワンスタジアムに迎え、1-0で辛勝。7分に左サイドの深い位置でFKを獲得すると、上尾野辺めぐみのキックにファーで三浦紗津紀。ゾーンで対応するAC長野守備の間に顔を出し、ネットを揺らすとこれが決勝点となった。

◆第19節
5月20日
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-0 ノジマステラ神奈川相模原

5月21日
アルビレックス新潟レディース 1-0 AC長野パルセイロ・レディース
三菱重工浦和レッズレディース 3-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
ちふれASエルフェン埼玉 0-2 INAC神戸レオネッサ

4月15日
サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 大宮アルディージャVENTUS

WE ACTION DAY(今節試合なし)
マイナビ仙台レディース