パリ・サンジェルマン(PSG)のオーナーであるカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)が、サンプドリアの買収に動くようだ。フランス『レキップ』が報じた。

PSGのナセル・アル・ケライフィ会長が会長を務めるQSI。カタールの投資部門のスポーツ分野に特化した子会社として知られ、まさにカタールそのものと言える。

マンチェスター・シティを保有するシティ・フットボール・グループ(CFG)のように、世界中のクラブを傘下に入れてネットワークを構築したいと考えているとされる中、3つ目のクラブとしてサンプドリアの買収を検討しているという。

PSGに続くクラブとして、ポルトガルのブラガの株式を30%取得しているが、そこにサンプドリアを加えたい意向があるとのこと。サンプドリア側とも協議を進めているという。

また、QSIだけでなく、リーズ・ユナイテッドのオーナーでもあるアンドレア・ラドリッツァーニ氏が株主を務めるASERベンチャーズとも提携することとなるようだ。

ASERベンチャーズが株式の半分を取得し、QSIは少数株主になるようだが、将来的にQSIがリーズにも投資する可能性があると見られている。

サンプドリアは来季のセリエB降格がすでに決定。未払いの賃金、借金があり、破産宣告を受ける最悪の事態となれば、セリエDまで転落することになるため、買収を要請している。なお、すでに交渉は進んでおり、順調に歩み出しているとのことだ。

ネットワーク拡大を目指すQSIは、サンプドリア以外にも、ブラジルのサントスやスペインのマラガ、ベルギーのクラブも傘下に入れる考えがあるようだ。

ヨーロッパリーグ決勝「セビージャvsローマ」
6/1(木)午前3時30分〜WOWOWで生放送&ライブ配信!
>放送予定など詳しくはこちら