悲嘆に暮れるレスター・シティだが、主力選手の流出も避けられない状況だ。

岡崎慎司(現シント=トロイデン)を擁して奇跡のプレミアリーグ初優勝を成し遂げてから7年。今季のプレミアリーグで序盤戦から低迷を続け、18位でフィニッシュしたレスターはサポーターの祈りもむなしく来季のチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決まった。

ここ数年のチームで舵取りを担ってきたベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス(25)は契約満了に伴う今夏の退団が決定的となっているが、降格によって契約を残す主力選手の売却も避けられなくなった模様。イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、主軸アタッカー2枚がクラブを去る可能性が高いようだ。

退団が濃厚とされるのはイングランド代表MFジェームズ・マディソン(26)、元イングランド代表MFハーヴィー・バーンズ(25)。両選手ともニューカッスルが強い関心を寄せていると報じられてきた実力者だ。

バーンズについては降格決定前から今夏の新天地行きを希望してきたようで、チャンピオンズリーグ(CL)への憧れも相まってニューカッスル移籍を熱望。資金調達の必要性に駆られるレスターは4000万ポンド(約69億3000万円)で売却を容認する見込みだという。

若手の頃の武者修行を除き、下部組織時代からレスターに在籍してきたバーンズ。今季はプレミアリーグで自己最多となる13ゴールを叩き出したが、退団の意志は固まっているようだ。