チェルシーは29日、マウリシオ・ポチェッティーノ氏(51)を新監督に招へいしたことを発表した。

契約期間は2年間。さらに1年間のオプションをクラブが持つことになるという。

チェルシーの共同スポーツ・ディレクター(SD)であるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンレー氏はポチェッティーノ監督招へいについて、クラブを通じてコメントしている。

「マウリシオの経験、卓越性の基準、リーダーシップの資質、性格は、チェルシーが前進する上で大いに役立つだろう」

「彼は、複数のリーグや言語の最高レベルで活躍し、勝利を収めてきた監督だ。彼のメンタリティ、戦術的アプローチ、育成への取り組みすべてが、彼を並外れた候補者にした」

チェルシーは今シーズンからトッド・ベーリー氏がオーナーに就任。2度の移籍市場で6億ポンド(約1042億円)以上の大金を投じて大量の選手を補強した。

しかし、トーマス・トゥヘル監督を早々に解任すると、ブライトン&ホーヴ・アルビオンからグレアム・ポッター監督を引き抜くことに。それでもチームは好転せず、冬の移籍も効果はなく、12位でシーズン終了。大きく期待を裏切ることとなった。

ポチェッティーノ氏はこれまでエスパニョール、サウサンプトン、トッテナム、パリ・サンジェルマン(PSG)で指揮。2020-22シーズンにはPSGで国内カップ戦2冠を達成。2021-22シーズンはリーグ・アンを制していたが退任していた。

立て直しを図らなければいけないチェルシー。財政的な問題で複数選手がチームを去ることも確実だが、今夏の移籍市場ではどういった動きを見せるのか注目が集まる。


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