セビージャのモロッコ代表GKボノが、ヨーロッパリーグ(EL)優勝を喜んだ。『UEFA.com』が伝えた。

5月31日、EL決勝が行われ、セビージャはローマと対戦した。

史上最多6度の優勝を誇り、“ELマスター”とも呼ばれているセビージャと、初制覇を目指し、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)に続いて、2年連続でヨーロッパの大会制覇を目指すローマの一戦となった。

試合は35分にパウロ・ディバラのゴールでローマが先制。しかし、55分にオウンゴールでセビージャが追いつき、その後はゴールが生まれない。

延長を含めて120分間を1-1で終了。PK戦にもつれ込むと、カタール・ワールドカップ(W杯)でも母国をベスト4に導く活躍を見せたGKボノが躍動。2人のシュートを止め、見事にセビージャが3シーズンぶり7度目の優勝を成し遂げた。

自身2度目のEL制覇を成し遂げたボノは、タイトル獲得を喜んだ。

「目標を達成したいときは、どれだけプレーするかは気にしていない。ユベントス戦の120分からここまで来ている、真実は信じられないこと…選手たちはただ走り続けた」

この試合ではPK2本をセーブし、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)にも選出。W杯を含め、多くの激闘を乗り越えた先のタイトル獲得に、喜びを示し、改めてクラブへの忠誠を誓った。

「僕はこのような瞬間を何度も経験しており、それに対処するためにはとても冷静でなければならないと気がついた。チームメイトも、僕に多くの落ち着きと安心感を与えてくれた。選手全員、そしてセビージャのみんなにおめでとうと言いたい」

「W杯から今日まで、今年は感情に満ちたシーズンだった。何が起こっているのか、あまり分析しないこともある」

「僕は常にクラブの男であり、セビージャで守る準備ができていると言ってきた。メンディリバルは僕を信頼していた。彼の信頼に応えなければいけない」

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