今シーズン限りでの退任も噂されるローマのジョゼ・モウリーニョ監督(60)が、自身の去就に言及した。

2021年夏にローマの指揮官の座に就くと、就任初年度からヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を果たすなど、流石の手腕を披露したモウリーニョ監督。しかし、今季はセリエAで目標としていたトップ4入りを逃すと、すべてを懸けて臨んだセビージャとのヨーロッパリーグ(EL)決勝でもPK戦の末に敗れた。

この結果を受けて、注目を集めるのがモウリーニョ監督の去就だ。ローマとの契約は2024年夏まで残るものの、ピッチ外でのクラブのサポート不足を不満に感じる指揮官は、今夏の退任を検討中とも報じられる。

パリ・サンジェルマン(PSG)からの関心も囁かれる中、EL決勝後に去就を問われたモウリーニョ監督は、クラブへの残留を明言せず。一方で、他クラブとの交渉は否定しており、すべては未定の状況だと強調している。

「私は来週月曜日から休暇に入る。だからもし、月曜日までにクラブと話し合う時間があるなら、そうするだろう。そうでなければ休暇に入り、それから将来を考える。私はチームのためにも戦う必要があり、客観的な立場から残留するとは言えない」

「私は真面目な男だ。数カ月前、オーナーたちに対してもし私が他クラブと接触することがあれば、真っ先に知らせると話した。だから私はこのことについて、常に正直かつ率直でなければならない」

「ポルトガル代表からのアプローチがあった昨年12月にも、そのことでクラブとは話をした。それ以来、他クラブとは一切連絡を取っていない。契約はあと1年残っており、それが今の状態だ」