トッテナムは去就が注目されるイングランド代表FWハリー・ケイン(29)について、プレミアリーグのクラブへの移籍は許可しない構えのようだ。

トッテナムの下部組織出身であるケインは、これまで3度のプレミアリーグ得点王に輝きながら、いまだメジャータイトルを掴めず。今季もプレミアリーグ全試合に出場して30ゴールを記録する文句なしの成績を収めながら、チームは8位に沈みトップ4入りどころか欧州カップ戦出場権も逃す結果となった。

加えて、今年3月にアントニオ・コンテ監督と袂を分かったクラブは、来シーズン以降を託せる新指揮官を探し続けているが、最有力候補とされていたフェイエノールトのアルネ・スロット監督の招へいを断念するなど、明るい兆しは見えていない。

こうした状況や、トッテナムとの契約が来夏までとなっていることから、ケインが今夏に移籍を希望する可能性はあると予想されており、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリー、バイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)が強い関心を寄せている。

しかし、イギリス『イブニング・スタンダード』によると、トッテナムは今夏にケインを売却するつもりはないとのことだ。特にライバルとなるプレミアリーグのクラブへの移籍は断固として阻止する構えであり、それによって来夏にケインをフリーで失うことも覚悟しているという。

一方で、海外クラブからのオファーであれば、耳を傾ける余地はある模様。とはいえ、ダニエル・レヴィ会長を納得させるには、高額な移籍金が必要になるのは間違いないだろう。

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