ハンマルビーIFに所属する浜野まいかが逆転勝利を導いた。

チェルシーからの期限付き移籍で研鑽中の浜野は、2日に行われたダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部)第11節、IFKノルシェーピングとのホームゲームでフル出場。2ゴールを挙げる活躍を披露した。

12分に先制を許したハンマルビーは31分、バイタルエリア左からノルウェー女子代表MFワイルド・ハスンドがグラウンダーのクロスを送り、こぼれ球を浜野が蹴り込んで1点を返すと、折り返しての55分には再び浜野がネットを揺らす。

敵陣中央でのFKを獲得したハンマルビーは、オーストラリア女子代表MFカイラ・クーニークロスが柔らかいキックで左ポケットへ浮き球を供給。反応した浜野が右足アウトサイドで巧みにコントロールし、左足で右隅へと流し込んだ。

浜野は7試合ぶりの2ゴールで、リーグ戦通算6得点に。チームのトップスコアラーに躍り出た。

開幕6連勝後に4戦未勝利と足踏みしていたハンマルビーだが、このまま逆転勝ちを収め、5試合ぶりに白星を獲得。勝利の立役者へは試合後にサポーターからも大声援が贈られ、インターネット上でも「この2点目のトラップはエグい」、「ワールドカップではエースの一人になるだろう」、「私たちの小さなビッグプレーヤー」など、称賛の声が寄せられた。

6日に行われるヘッケンとのスヴェンスカ・カップ決勝戦へ向けて弾みを付けたハンマルビー。浜野のゴール、さらには海外での初タイトル獲得にも期待は膨らむ。