ベンフィカがフェイエノールトのトルコ代表MFオルクン・コクチュ(22)の獲得を決定的なモノとした。

今夏の移籍市場で去就が注目されていたコクチュに関しては、ブライトンなどプレミアリーグの複数クラブからの関心が伝えられていた。

しかし、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏らによると、同選手のベンフィカ行きが決定的となったようだ。

両クラブは移籍金3000万ユーロ(約45億円)+将来のリセール時のキャピタルゲイン25%の条件でクラブ間合意。コクチュはすでにリスボンに渡っており、長期契約にサインする見込みだ。また、ベンフィカは同選手の契約解除金を、チェルシーへ売却したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスと同じ1億2000万ユーロ(約180億円)に設定しているという。

トルコ人の両親の下、オランダのハールレムで生まれ育ったコクチュは、フローニンヘンの下部組織から2014年にオランダ屈指の名門フェイエノールトのアカデミーへ加入。

攻撃的MF、セントラルMFを主戦場にテクニック、戦術眼、運動量、決定力を併せ持つ万能型MFはオランダのユース年代で最も才能に優れた逸材と評されてきた。

2018年9月に行われたKNVBベーカーでトップチームデビューと初ゴールを飾ると、ここまで公式戦175試合32ゴール27アシストを記録。今シーズンはキャプテンとして公式戦46試合12ゴール5アシストの数字を残し、クラブのエールディビジ優勝に貢献していた。

なお、ベンフィカは昨夏にもフェイエノールトからノルウェー代表MFフレデリク・アウルスネスを獲得し、今シーズンは主力としてプリメイラ・リーガ制覇に貢献。新シーズンはアウルスネスとコクチュの中盤での共演が期待される。