ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督がナポリ戦へ意気込んだ。『フットボール・イタリア』が伝える。

28日にセリエA第34節でナポリと戦うローマ。ヨーロッパリーグ(EL)ベスト4進出の一方、セリエAで現在の5位をキープすれば来季はチャンピオンズリーグ(CL)出場…激しく厳しい戦いが今季ラストまで続く。

敵地マラドーナで昨季スクデットのナポリと対峙する一戦に向けては、デ・ロッシ監督が対戦相手を「インテルに最も近いチーム」と称えつつ、覚悟を滲ませる。

「ウディネーゼ、ボローニャ、ナポリ…一筋縄ではいかない相手とこれほどまでに短期間で戦わねばならないという極限の困難。試合ごとに準備する時間なんてほとんどない」

「ナポリはレベル的に最もインテルに近く、かつタフなチームだ。それでも、どの相手もハイレベルな相手だと捉えればいい。我々は自分たちを憐れむ必要などないし、選手たちも熱心に取り組んでくれている」

ローマは28日にナポリと対戦後、中3日で5月2日にEL準決勝1stレグ・レバークーゼン戦(H)、中2日で5日にセリエA第35節・ユベントス戦(H)、中3日で9日にレバークーゼンとの2ndレグ…そして中1日でアタランタ戦(A)と、厳しい日程でなおかつ相手も強い。

EL制覇とCL行きが懸かる、今季最も重要なスケジュールへの突入を控え、デ・ロッシ監督は選手とファンを鼓舞する。そこにネガティブな言葉はない。

「明日のゲーム(ナポリ戦)? ファンのほうが緊張しているとも聞いたが、いざ試合になれば選手たちをサポートしてくれるのは間違いない。完全なるアウェイの雰囲気だろうが、我々にしてみれば欧州の舞台で最近よく経験したことだ」

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