プレミアリーグ第35節、ノッティンガム・フォレストvsマンチェスター・シティが28日にシティ・グラウンドで行われ、アウェイのシティが0-2で勝利した。

ミッドウィーク開催となった第29節延期分のブライトン戦をフォーデンの2ゴールなどで4-0と快勝した2位のシティは、残留圏内ギリギリの17位に位置するフォレストとのアウェイゲームでリーグ5連勝を狙った。グアルディオラ監督は残留に向けてなりふり構わぬ戦いが予想されるタフな相手との中2日の一戦に向けて先発2人を変更。コバチッチとベンチ外のフォーデンに代わってドク、グリーリッシュが起用された。また、ハーランドがベンチに復帰した。

開始直後に左サイドを突破したエランガのクロスからファーのネコ・ウィリアムズにいきなり決定的なシュートを打たれるなど、やや緩い入りとなったシティ。

以降はボールの主導権を握ってデ・ブライネ、ドクらのミドルシュートで際どい場面を作る一方、切り替えの甘さから相手のウイングバックやシャドーを使ったカウンターアタックに手を焼く。それでもネコ・ウィリアムズの際どい枠内シュートはGKエデルソンの好守で凌いだ。

この試合ではなかなか攻撃のリズムが上がらないシティは、相手のブロックの前でボールを動かす場面が多く序盤以降はなかなかフィニッシュの数を増やすことができない。だが、32分には左CKの場面でキッカーのデ・ブライネの絶妙な右足インスウィングのクロスをニアに走り込んだグヴァルディオルが頭で合わせ、ワンチャンスを生かして先制点を奪った。

一方、良い戦いを見せながらもリードを奪われたフォレストは攻撃の起点となっていたネコ・ウィリアムズが負傷し、失点直後にモンティエルの投入を余儀なくされる。38分にはそのモンティエルのダイレクトでの折り返しから決定機を創出するが、ゴール前のウッドの右足シュートはうまくミートできず。さらに、前半アディショナルタイムには左CKの場面でGKエデルソンのファンブルをムリージョが押し込みにかかるが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

1点リードで折り返したものの、ハーフタイムでの修正が求められるシティは、ハーフタイムで2枚替えを敢行。前半に左肩を痛めていた守護神エデルソンに代えてGKオルテガ、ドクに代えてコバチッチを投入。これでベルナルド・シウバを右サイドに出した。

ただ、後半も先に決定機を作ったのはホームチーム。46分、ウォーカーと左サイドで入れ替わったエランガの絶妙な折り返しを、ゴール前のウッドがダイレクトで合わす。しかし、パワー不足のシュートはグヴァルディオルのゴールカバーに遭う。

相手の最後の精度に救われているものの、後半も劣勢を強いられるシティ。この展開を受けてグアルディオラ監督は62分、グリーリッシュを下げてハーランドを投入した。

この交代直後にはデ・ブライネのスルーパスに抜け出したアルバレスがボックス内に持ち込んで後半最初のシュートを放った。さらに、68分にはカウンターからペナルティアーク付近でフリーとなったデ・ブライネが枠の左を捉えた決定的なシュートを放ったが、ここはGKセルスの見事なセーブにはじき出された。

中盤が間延びし始めたことで、より個の能力が活きやすい展開になると、シティが誇るホットラインが開通。71分、相手陣内中央でコバチッチから半身で縦パスを受けたデ・ブライネがボックス右に走り込むハーランドの足元へ絶妙なパスを通すと、ノルウェー代表FWは冷静に右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。

ハーランドのリーグ単独トップとなる今季21点目で貴重な追加点を手にしたシティ。これで余裕を持った試合運びが可能となった。

その後は攻撃的な3枚替えで勝負に出たフォレストの反撃を冷静に凌ぎつつ、終盤の89分にはアルバレス、デ・ブライネを下げてボブ、マテウス・ヌネスの投入でクローズに入る。

結局、ハーランドの2点目以降は決定機を作れなかったものの、クリーンシートで締めくくったシティがリーグ5連勝達成で暫定首位のアーセナルを1ポイント差で追走している。

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