ミランは5日、セリエA第35節でジェノアをホームに迎え、3-3で引き分けた。

前節ユベントス戦を主力守備陣を欠きながらもゴールレスドローに持ち込んだ2位ミラン(勝ち点70)は、勝利すれば5位以上が確定し、来季のチャンピオンズリーグ出場が決まる中、出場停止明けのテオ・エルナンデス、トモリがスタメンとなった。

12位ジェノア(勝ち点42)に対し、最前線にジルー、2列目に右からチュクウェゼ、プリシック、レオンと並べたミランは開始4分にPKを献上。トモリがボックス内のヴォリアッコを倒してしまった。

このPKをレテギに決められたミランが押し込む流れとすると、14分にはボックス左からプリシックの放ったシュートがポストに直撃した。

その後もハーフコートゲームとしたミランは38分にレオンがカットインから枠内シュートを浴びせると、40分にはCKからテオ・エルナンデスのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKマルティネスの好守に阻まれる。

それでも45分、チュクウェゼのボックス右からの左足ピンポイントクロスをフロレンツィが頭で押し込み、1-1として前半を終えた。

しかし迎えた後半開始3分、再び追う展開に。ヴォリアッコの右クロスをエクバンにヘッドで合わせられた。

その後、52分にチュクウェゼがネットを揺らすもオフサイドに阻まれたミランは、64分にテオ・エルナンデスがドリブルシュートでGKマルティネスを強襲。

そして69分には決定機。しかし直前に投入されていたオカフォーが右サイドを突破して送ったラストパスをジルーがチップキックで合わせるも枠を外してしまった。

それでも72分に同点弾。フロレンツィの左CKからガッビアのヘディングシュートが決まった。そして75分、ジルーに名誉挽回の逆転弾が生まれる。プリシックの右クロスをファーサイドのジルーがボレーで合わせた。

この試合初のリードを得て勝勢ムードのミランだったが、87分に追いつかれてしまう。トールスビーにボックス右のスペースを突かれてクロスを入れられると、混戦となったところクリアボールがチャウに当たってゴールに吸い込まれた。

結局、2度目の勝ち越し点は奪えず3-3のドロー。リーグ戦4試合勝ちなしで足踏みとなったが、このあと試合を行う5位ローマ、明日試合を行う6位アタランタが勝利を逃すと、今節で5位以上が確定し来季のCL出場権を手にする状況となった。

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