スペイン代表DFヘスス・ナバスがセビージャ退団への想いを明かしている。

セビージャの下部組織出身で、2003年11月にファーストチームデビューを飾ったナバス。2013年7月からは一度マンチェスター・シティへ移ったが、2017年8月には古巣へ戻り、セビージャでの通算出場数はクラブ最多の688試合を誇る。

そんなクラブレジェンドのナバスだが、6月には現行契約が満了。16日には今シーズン限りでの退団がクラブから発表された。

25日に行われるラ・リーガ最終節のバルセロナ戦がセビージャでのラストマッチとなるキャプテンは、X(旧ツイッター)にて今回の退団の経緯を説明。不本意な結果であることを明かした。

「悲しい1日だった。こんな日が来るとは思ってもみなかった。自分が下した決断を踏まえれば、正直に言わなければならない。自分でも信じられないが、実際に起こったたことだ。ずっと前から(退団が)決まっていたと言われているのを読んだが、失礼を承知の上で明かすと、そんなことはなかった」

「僕にとって退団を考えるのがどれだけ難しいことかは、親しい友人しか知らない。セビージャは僕にとっての心のクラブだが、僕に契約延長を提案すべき人たちからは何の連絡もなかったからだ」

「僕がこの決断を伝えた後、(クラブが)しばらく様子を見ることもなかったという事実に直面するのは、さらに辛いことだ」

「望む限り好きなだけここにいていいと言われ続けていたが、シーズン終了後に残留の可否を問う電話があるのかどうかという不安を晴らしてくれる人は誰もいなかった」

また、ナバスはクラブ愛ゆえにキャリアの多くの時間をセビージャで過ごしたとのこと。直近の3月の代表ウィークでもスペイン代表の一員としてプレーしていた38歳は、ユーロ2024を目前に控えることもあり、まだ新たな所属先を定めていないようだ。

「最後に辛い話をする。より良いオファーがあるから退団するのだとも言われたが、もしそれが理由だとしたら、キャリア全体を通してこの心のチームと共にあることはなかっただろう」

「今は所属するチームはない。なぜなら、セビージャで名誉ある仕事をしてきたように、将来的にもサポートしていきたいと考えている国のため心身を集中させたいからだ」

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