2023-24WEリーグ第21節の3試合が19日に行われた。

すでに三菱重工浦和レッズレディースの連覇が決まっているWEリーグ。19日は下位のチーム同士の対戦となった。

6位につける大宮アルディージャVENTUSは11位のAC長野パルセイロ・レディースと対戦した。

大宮のホームNACK5スタジアム大宮で行われた試合。AC長野が攻め込んでいく展開となると、22分にそのAC長野が先制。GK伊藤有里彩からのパントキックが流れると伊藤めぐみがトラップして浮かせたミドルシュート。GKの頭上を超えるシュートが決まり、AC長野が先制する。

大宮Vが右サイドの大島暖菜を中心に攻撃を仕掛けていくが、ゴールは奪えず。AC長野が3月3日以来、13試合ぶりとなる勝利を収めた。

7位のちふれASエルフェン埼玉はアウェイで最下位のノジマステラ神奈川相模原と対戦。試合は13分にEL埼玉が先制。ボックス左からの瀬戸口梢のクロスに対し、佐久間未稀がヘッドで叩きつけ、EL埼玉が先制する。

EL埼玉は攻め込みながらもなかなか得点を奪えず。すると64分、右CKを獲得したN相模原は平野優花のクロスをニアでフリック。大賀理紗子が決めて同点に追いつく。

さらに81分には右CKから平野が左足でクロス。ファーサイドに飛んだボールはそのままゴールに吸い込まれ、N相模原が逆転に成功。EL埼玉は後半アディショナルタイムに岸みのりがロングシュートを放つもクロスバー。2-1でN相模原が4試合ぶりに勝利した。

下位2チームが勝利を収める中、10位のマイナビ仙台レディースは9位のセレッソ大阪ヤンマーレディースとアウェイで対戦した。

試合は開始早々にC大阪がチャンス。FKからのクロスを3がヘッドでつなぐと、百濃実結香がヘッド。しかし、クロスバーに嫌われる。それでも3分、ボックス右からの脇阪麗奈のクロスをファーサイドに走り込んだ百濃が胸で押し込み、C大阪が先制する。

立ち上がりに攻め切ったC大阪。マイ仙台は徐々に押し込み出していくと33分にスコアを動かす。裏へのスルーパスに対し、オーバーラップした高平美憂が滑り込みながら先に触ると、GKと交錯しながらもシュートがゴールに入り、マイ仙台が同点に追いつく。

1-1で迎えた後半、右サイドからの松永未衣奈のクロスに対してファーサイドで中島依美が折り返し、最後は廣澤真穂が押し込むも、これはハンドを取られてノーゴール。それでも89分、左CKからのクロスを高平が頭で折り返し、最後は太田萌咲がヘディングで合わせて逆転に成功。マイ仙台が逆転勝利を収めた。

◆2023-24WEリーグ第21節
5/18(土)
アルビレックス新潟レディース 0-2 サンフレッチェ広島レジーナ
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2-1 ジェフユナイテッド千葉レディース
INAC神戸レオネッサ 0-2 三菱重工浦和レッズレディース

5/19(日)
セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 マイナビ仙台レディース
ノジマステラ神奈川相模原 2-1 ちふれASエルフェン埼玉
大宮アルディージャVENTUS 0-1 AC長野パルセイロ・レディース

◆順位表(第21節 終了時)
1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点56/+38/21試合)
2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点46/+25/21試合)
3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点45/+29/21試合)
4位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点38/+6/21試合)
5位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点28/0/21試合)
6位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点25/-13/21試合)
7位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点23/-8/21試合)
8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点22/-6/21試合)
9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点21/-11/21試合)
10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点21/-16/21試合)
11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点18/-18/21試合)
12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点10/-26/21試合)