ユーロ2024に臨むイングランド代表の候補メンバーから外れたマンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードが、悔しさもある中エールを送った。

21日、イングランドサッカー協会(FA)はユーロ2024に臨むイングランド代表の候補メンバー33名を発表した。

事前のトレーニングキャンプと親善試合に向けたメンバーで、6月8日に26名に絞られることとなる。

初招集の若手もいる中で、驚きを与えたのはラッシュフォードとアヤックスのMFジョーダン・ヘンダーソンの落選。候補にも入れないことは大きなトピックスとなった。

ラッシュフォードは18歳だった2016年5月にイングランド代表デビュー。そのままユーロ2016に出場すると、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)、2021年のユーロ2020、2022年のカタールW杯と国際大会でイングランドを牽引。60試合に出場し17ゴールを記録していた。

ユナイテッドでも中心選手として活躍してきた中、今シーズンは公式戦42試合でわずか8ゴール。昨シーズンは56試合で30ゴールを記録していたことを考えると、調子が良いとは言えないシーズンだった。

ガレス・サウスゲイト監督も「ピッチの同じエリアにいる選手たちは、より良いシーズンを過ごせたと感じている」と、今季の不調ぶりが落選の理由だとし、より優れた結果を残した選手を呼んだに過ぎないと語った。

ショックも大きい中、ラッシュフォードは自身のインスタグラムのストーリーズを更新。メンバー発表の投稿を引用しエールを送った。

「ガレスと選手たちの今後のトーナメントでの幸運を祈っている」

イングランドは4大会連続11回目のユーロ出場。最高成績はユーロ2020の準優勝であり、悲願の優勝を目指して戦う。