モナコが、ジョージア代表FWジョルジュ・ミカウタゼ(23)の獲得に動いているようだ。

モナコでは元フランス代表FWウィサム・ベン・イェデル(33)が契約満了によって今シーズン限りで退団することが既定路線。そのため、そのベテランアタッカーに代わる新たなアタッカーの補強が急務だ。

フランス『RMC sports』や『フット・メルカート』など複数国内メディアによると、現在クラブはその後釜としてジョージア代表FWを注視しているという。

昨夏、完全移籍で加入したアヤックスではクラブ内のごたごたの影響などもあって本領発揮には至らずも、今冬にレンタルで復帰したメスはリーグ・アン20試合13ゴール4アシストと見事な活躍を披露していた。

この活躍を高く評価するモナコはすでに選手サイドと高度な話し合いを行っており、続いて保有権を持つアヤックスとの交渉に臨む構えだ。

なお、移籍金に関しては1500万〜2000万ユーロ(約25億4000万〜33億9000万円)が見込まれており、国内の競合クラブに加え、プレミアリーグ勢との争奪戦を制する必要があるという。

ジョージアにルーツを持つミカウタゼはフランスのリヨンで生まれ育ち、同地の名門リヨンの下部組織に在籍。ただ、ヨーロッパ屈指の育成機関で頭角を現すまでには至らず。ASサン=プリーストを経てメスへ加入した。

その後、ベルギーのRFCスランへの2年間の武者修行で覚醒を果たすと、昨シーズンはメスに復帰。リーグ・ドゥ(フランス2部)で37試合23ゴールの活躍で昇格の立役者となった。

センターフォワードとセカンドトップを主戦場とする176cmのアタッカーは、スピードやパワーといったフィジカル的な資質に恵まれてはいないものの、視野の広さと駆け引きの巧さ、安定した足元の技術が光る技巧派。

フィニッシャーとしてだけでなくチャンスメーカーとしても有能で、オフ・ザ・ボールやフィジカル面で大きな伸びしろを残すものの、リヨンの先輩であるレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマやFWアレクサンドル・ラカゼットのような将来像が想起される。

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