埼玉県北部初のアウトレットモール、いよいよ開業へ

 埼玉県北部で初となるアウトレットモール「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が、2022年秋にグランドオープンを迎えます。
 「プレミアム・アウトレット」は三菱地所系の三菱地所・サイモン(本社:東京都千代田区)が運営するアウトレットモールで、首都圏近郊には4ヶ所展開されていますが、今回開業する「ふかや花園プレミアム・アウトレット」は同社のこれまでのアウトレットモールとは少し違った特徴を持っています。一体どういった内容となるのでしょうか。

敷地面積は東京ドーム4個分、将来的には「日本最大級」に増床予定!
 「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が出店するのは埼玉県深谷市の南部。深谷市は深谷葱をはじめとした野菜の特産地として知られるほか、近年は新1万円札の肖像である渋沢栄一生誕の地としても注目を集めています。

 5月時点ではプレミアム・アウトレットの具体的なテナント構成などは発表されていませんが、市内に渋沢ゆかりの日本煉瓦製造(のちの秩父セメント、太平洋セメントの前身)があったことから建物にはレンガのモチーフを採用。敷地面積は約17万6800㎡(東京ドーム約4個分、埼玉スタジアム2002約3個分)、店舗面積は約2万7000㎡、店舗数は約120店で、開業後にはさらなる増床をおこない、近い将来には日本最大級のプレミアム・アウトレットにするとしています。

 それでは「これまでのプレミアム・アウトレットと少し違った特徴」とは一体どういうものなのでしょうか。

首都圏初!「駅直結」のプレミアム・アウトレット
 首都圏の駅チカのアウトレットモールといえばイオングループの「レイクタウンアウトレット」や、三井不動産グループの「三井アウトレットパーク幕張」「三井アウトレットパーク南大沢」などが思い浮かびますが、その一方で首都圏近郊にある既存の「プレミアム・アウトレット」は4ヶ所(佐野・あみ・酒々井・御殿場)ともにいずれも鉄道駅から少し離れており、駅から歩いてのアクセスは難しい状況でした。
 しかし、この「ふかや花園プレミアム・アウトレット」は秩父鉄道「ふかや花園駅」に直結。同駅はアウトレット開業に先駆けて2018年に開業したばかりの秩父鉄道で最も新しい駅で、JR湘南新宿ライン・高崎線、JR八高線、東武東上線、西武秩父線など多くの路線と接続する路線ゆえ「たった1回の乗り換えでアウトレットに行ける」エリアも非常に広いものとなります。
 秩父鉄道といえば今年3月にICカード乗車券(PASMO)を導入したことが大きな話題となりましたが、長年IC乗車券が使えなかった同社にとって「アウトレットの開業で利用客増が見込めること」は導入への大きな後押しになったことでしょう。

 なお、「ふかや花園プレミアム・アウトレット」は関越自動車道花園インターチェンジからも1.5kmほどで、遠方からの車でのアクセスもバツグン。他のプレミアム・アウトレットと同様に大型駐車場も設けられます。

アウトレットだけじゃない!無料で楽しめる「観光農業公園」を併設
 「ふかや花園プレミアム・アウトレット」のもう1つの大きな特徴は、「都市公園」と「農業観光施設」からなる総面積約6万8000㎡の公共ゾーン「深谷テラス」が隣接されるということ。
 この深谷テラスの目玉となる農業観光施設「キユーピー 深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」は、キユーピー社員の提案で「野菜の魅力を知ってもらいたい!」「もっと野菜を食べてほしい!」を実現するための施設づくりを目指していた同社と、自治体別野菜産出額で全国ベスト10に入る深谷市の「野菜の特産地であることをもっとアピールしたい」という双方の思いから実現したもの。ファーム内では気軽に農業体験が楽しめるほか、野菜について学べるコーナーやワークショップ、深谷産の新鮮な野菜を購入できるマルシェやその場で味わうことができるレストランも設けられます。

 また、併設される都市公園「深谷テラスパーク」には、地元で採れる野菜や市花「チューリップ」などをモチーフにした大型遊具やイベント広場を設置。いずれも入場のみなら無料で楽しむことができます。
 これらの施設はプレミアム・アウトレットの開業より一足先、「深谷テラスパーク」は5月28日に、「キユーピー 深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」は5月29日にグランドオープンする予定。
 アウトレット開業後は混雑必至のため、もし近隣に住んでいるのならば今のうちに深谷テラスのみを先取り体験してみるのも良いでしょう。

 これまでのプレミアム・アウトレットとは一味違った機能を備えた「ふかや花園プレミアム・アウトレット」。
 人気観光地・秩父からも近く、蒸気機関車が走る人気路線から直結とあって「SLに乗車して長瀞で川遊び、帰りにアウトレットで買い物をして観光農園で野菜を買って帰る」といった新しいスタイルの楽しみ方もできそうです。