新たな買い物の方法として浸透してきている「ネットスーパー」。
山梨県内大手のオギノは、3月29日に新たに峡東エリアで取り扱いを始めます。
28日は商品を手配する手順のデモンストレーションが公開され、品質へのこだわりやネットスーパーの活用法などを紹介しました。
スーパーオギノ山梨店 スタッフ：
「お客様に喜ばれる商品を届けて食卓に並べてもらいたい」
山梨市下石森にあるスーパーオギノ山梨店です。
こちらで29日にサービスを開始するのは、インターネットで商品を注文し、自宅に配送する「ネットスーパー」です。
28日は、報道陣に商品を手配する手順のデモンストレーションが公開され、スタッフが客の注文を確認しながら野菜や冷凍食品を揃え、梱包する様子などを実演しました。
スーパーオギノ山梨店 スタッフ：
「裏面のへたに汚れがないか、葉物なので周りに黒ずみがない商品を選んでいる」
特に、食品の取り扱いは生鮮品は店頭へ品出しをするスタッフが鮮度や状態の良いものを厳選するほか、加工品については賞味期限が最長のものを選ぶことにしていて、品質面も万全の体制をとっているとしています。
商品は常温、冷蔵、冷凍の温度ごとに仕分けされ、コンテナや保冷ボックスに詰めて業者が指定の住所へ配送します。
オギノのネットスーパーの商品の数は食品や日用品など1万点以上で、1500円以上の買い物で利用でき、1回の注文ごとに一律330円の配送料がかかります。
配送の時間帯は午前11時から午後1時までなど3つのパターンを指定でき、午前10時までの注文は当日のうちに配達可能だということです。
山梨店の対象エリアは山梨市のほか甲州市の一部、それに笛吹市の一部で、約2万世帯をカバーしています。
オギノはこれまで甲府市や南アルプス市などの店舗でネットスーパーを展開していて、今回、峡東地域が新たに加わることで、当日配達エリアは県内最大級になるということです。
オギノ営業企画室 ネットスーパー担当 古明地宏大さん：
「店舗とネットスーパーをその日の都合に合わせて併用してもらえるような、便利な買い物環境を届けるためにサービスを拡大している」
また、利用者の年代は20代から50代ぐらいが多いということですが、高齢者については遠方に住む親族が代理で購入するケースも増えていて「買い物弱者」対策として活用してほしいと呼び掛けています。
オギノ営業企画室 ネットスーパー担当 古明地宏大さん：
「離れて暮らしている人には簡易的な在宅確認にもなるので、安心して利用してもらいたい」
オギノは今後、今の配送エリアの拡大なども検討しているということです。
