本来、大人が担う家事や介護をする子ども=ヤングケアラーについて理解を深めてもらおうと甲府市が子ども向けのデジタルハンドブックを作成しました。

ヤングケアラーを説明したデジタルハンドブック 甲府市が作成 

ヤングケアラーのデジタルハンドブックは小学生向けと中高生向けの2種類で、甲府市が9日、配信をスタートさせました。



ハンドブックではケアと手伝いの違いや経験者の声、それに相談窓口などを紹介しています。

市のヤングケアラーの相談窓口には昨年度、43件の相談が寄せられましたが、相談者は学校や近隣住民など大人だけだったということです。

そこで、市は子ども向けのハンドブックを作成することで、ヤングケアラーだと感じる子ども本人やその友人が気軽に相談できるきっかけにしたいとしています。

市はハンドブックを市立小中学校の児童生徒およそ1万2000人が持つタブレット端末に配信するほか、ホームページなどでも公開しています。