山梨県南アルプス市の業者が届け出た量の20倍の建築廃材を北杜市内に保管していた問題で、県は業者が県の改善命令に沿って廃材をすべて運び出したと発表しました。

2023年9月 山梨・北杜市武川町  


この問題は、南アルプス市の解体業者が県に届け出た量の20倍にあたるおよそ4200立方メートルの木くずの廃材を北杜市武川町に保管していたものです。

UTY


県は去年11月改善命令を出し4月30日までの期限までに改善されない場合は刑事告発する方針でした。

UTY


県は14日、改善命令に沿って木くずが全て運び出され適正に処理されたことを確認したと発表し、刑事告発は行わないとしました。

山梨県庁

この問題をめぐっては法律の専門家らでつくる検証委員会が行政指導の遅れや関係機関の連携不足を指摘し県は体制を見直し再発防止を図る方針です。