山梨県南アルプス市の解体業者が、県の許可を得ず大量の廃材を北杜市内に運搬していた疑いが強まったとして警察は会社社長らを書類送検する方針です。



捜査関係者によりますと今週中にも書類送検されるのは、南アルプス市の解体業者の40代社長と従業員の2人です。

2人は2020年以降に県の許可を得ず廃材などを収集し、北杜市武川町にある会社の敷地内まで運搬したとして廃棄物処理法違反の疑いがあるということです。



この解体業者は、県に届け出た量の20倍にあたる、およそ4200立法メートルの木くずなどの廃材を北杜市武川町に保管し、県が去年11月に改善命令を出していました。

県は刑事告発も検討していましたが、改善命令に沿って期限内に廃材が運び出され、適切に処理されたことを確認し、刑事告発は行わないとしています。