キャンプなどアウトドア人気の高まりを受け、注目度が高まっている車中泊。クルマさえあれば、キャンプなどに比べても必要なギアも少ないため、この夏は車中泊デビューしたいと考えている人も多いでしょう。ここでは、車中泊の際に最低限、持っていた方がいい定番アイテムについて解説します。

車中泊のマスト3大マストギアはマット、寝袋、シェード

 キャンプなどアウトドア人気の高まりもあって、以前より人気が高まっていた車中泊。ここ2年ほどで新しい旅のスタイルが普及したこともあり、この夏は以前にも増して注目が集まっています。

 車中泊はクルマさえあれば楽しめるアクティビティであり、キャンプなどに比べて必要なギアも少ないため、気軽にデビューできるのが魅力。とはいえ、車内で快適に泊まるためには、最低限、持参した方がいいアイテムが存在します。そこで、取材やプライベートを通じ、これまで100泊以上、車中泊を体験してきた筆者が、車中泊の3大マストアイテムをご紹介しましょう。

●シートを倒しただけでは寝苦しい

 近年は、シートの背もたれを倒してフラットなキャビンスペースを得られるクルマが増えたこともあり、「シートを倒せばそのまま寝られる」と考えている人も多いかもしれません。しかし、フラットになるといっても、シートの座面や背もたれには凹凸があり、クッションも場所によって微妙に硬さが異なるため、そのまま寝ると意外と寝苦しいもの。そこで、フラットなスペースを得られる車種でも、車中泊用のマットを用意しておいた方が快適に眠れます。

 また、後席の背もたれを倒してラゲッジスペースを拡大し、就寝スペースをつくる場合には、硬いフロアに寝ることになるためマットが不可欠です。

 ちなみに、過去30車種以上で車中泊してきた筆者の経験からいうと、シートの上に眠るよりも、フラットにしたラゲッジにマットを敷いて寝た方が、翌日の体の疲れが少なくて済みます。マットは車中泊専用ではなく、キャンプ用マットでも応用できますので、ぜひ試してみてください。

 次の用意したいアイテムが寝袋です。暖かい季節の車中泊なら、なくても眠ることはできますが、標高が高いエリアで車中泊する際や、この先、少し涼しくなる季節には、用意しておいた方がいいでしょう。なかには、拡大したラゲッジスペースにふとんを持ち込んで寝るというツワモノもいますが、収納時にスペースを取るためオススメはできません。

 もちろん、山の上でのテント泊などと比べて車内は寒くなりにくいため、本格的な冬山用スペックの寝袋は必要ありません。また、意外と寝心地を左右するマクラも寝袋といっしょに用意しておくといいでしょう。

●車内の温度調整にも欠かせないシェード

 そして、車中泊を楽しむにあたり、ぜひ持参していただきたいのが窓をふさぐシェードです。街灯やヘッドライトなど、外から入る光を遮断できるだけでなく、人目もさけられます。

 夏場は朝日が昇るのが早く、陽光が差し込むとすぐに車内が暑くなりますから、シェードがないと寝ていられません。逆に秋や冬は窓から車内の熱が逃げるのを防げるので、少しでも快適に泊まりたいのであれば用意しておきましょう。

 窓の形状は車種によって異なるため、できれば車種専用のシェードを用意したいところですが、ある程度、汎用性の高いカーテンなども使えます。車内の光が外に漏れないようにする効果もあるため、可能な限り、すき間ができないものがおすすめです。最近は純正オプションとしてシェードが用意される車種もあるので、チェックしておきたいところです。

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 ということで、ここでは車中泊の際に必ず持参したい3つのマストアイテムをご紹介しました。これらのギアを使ってできるだけ快適な就寝スペースを確保し、楽しい車中泊を楽しんでください。