日本未発売のミニバンタイプの電気自動車(EV)、メルセデス・ベンツ「EQV」にポップアップ式ルーフを備えたキャンピングカー仕様が登場します。

CO2を排出しない究極のキャンピングカー

 独メルセデス・ベンツは、2022年8月27日から9月4日までドイツ・デュッセルドルフで開催されるキャンピングカーショー「キャラバン・サロン2022」に出展することを発表しました。

 2022年4月に新たに登場したコンパクトミニバン「Tクラス」をベースにしたマイクロキャンパーや、「Vクラス」ベースのキャンパー「マルコポーロ」の最新カラーバージョンなども展示される予定ですが、注目はミニバンタイプの電気自動車(EV)「EQV」をベースにしたキャンピングカーです。

 今回出展される予定のEQVベースのキャンピングカー「eCamper」は、スイスにあるSortimo Walter Ruegg PLC(ソルティモ・ウォルター・リューグ社)がコンバージョンを手がけています。

 ルーフベッド付きのポップアップルーフを備えており、さらにモジュール式のキッチンユニットや室内用ベッドが組み込まれます。キッチンユニットはシンクや取外し可能な2口ガスコンロ、冷蔵庫ボックス、カトラリーや調理器具を収納する引き出しを備えています。

 室内用のベッドはキッチンユニットの上部に設置。これは簡単な操作で展開することが可能で、EQVの車幅に合わせたベッドをすぐに作ることができます。また折りたたんだ状態では、後部座席を制限なく使用することができます。

 これらのキャンピングモジュールの特徴は、その軽量構造だといいます。EVの場合、1kgの軽量化は航続距離の延長につながるため、重点を置かれて開発されたといいます。

 さらにルーフにソーラーパネルを装備、キャンプ用予備バッテリーに電力を供給します。

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 EQVは、VクラスをベースにしたEVで、メルセデス・ベンツのEV「EQシリーズ」のなかではSUV「EQC」に続く第2弾として2019年8月に登場したモデルです。

 全長5140mm、ホイールベース3200mmのロングボディと、全長5370mm、ホイールベース3430mmのエキストラロングボディの2種類があり、204馬力・362Nmを発生するモーターでフロントを駆動します。

 60kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する「EQV250」と、90kWhバッテリーの「EQV300」の2種類があり、EQV250の一充電航続可能距離は213kmから236km、EQV300は326kmから363kmになります。