8代目新型「ゴルフ」をベースにした最強スポーツモデル、新型「ゴルフR」が日本で発売されました。ツーリングワゴンモデル「ゴルフRヴァリアント」も同時発表されています。

2リッターTSIは320馬力・420Nmを発生

 フォルクスワーゲンジャパン(VWJ)は2022年10月4日、2021年にフルモデルチェンジをした新型「Golf(ゴルフ)」「Golf Variant(ゴルフヴァリアント)」シリーズに、新たなパワートレインとしてゴルフ史上もっともパワフルな320馬力を発生する2.0TSIエンジンを採用し、スポーティな内外装を身にまとったフラッグシップモデル、新型「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」を発売しました。

 新型ゴルフRは、2020年11月に世界初公開されたフラッグシップ・スポーツモデルです。

 搭載するエンジンは直噴の2リッター直列4気筒ガソリン「EA888」の最強バージョンで、最高出力320馬力・最大トルク420Nmを発生します。これは先代ゴルフRよりも10馬力強化され、最大トルクは20Nm高められています。

 先代に比べて1インチ拡大された18インチブレーキシステムを採用することでブレーキ性能も高められ、高速度域からも安心して止まれるブレーキング性能を実装。ブルーにペイントされ、“R”ロゴをあしらったブレーキキャリパーは、パフォーマンスだけでなく視覚的にも特徴となっています。

 さらに、「ティグアンR」で採用される“Rパフォーマンストルクベクタリング” と“ビークル ダイナミクス マネージャー”の採用により、最適なトルク配分と正確でニュートラルなハンドリングを実現しています。

 駆動方式は4WDの「4モーション」、トランスミッションは7速DSG(DCT)が組み合わされます。

 エクステリアは、R専用デザインのバンパーを採用。

 サイドシルは専用のボディカラー同色となっており、リアに採用されるグロスブラックのリヤディフューザーと4本出しのエクゾーストパイプが、スポーティな雰囲気を醸し出しています。

 インテリアは、カーボン調のデコラティブパネルのほか、鮮やかなブルーの“R”ロゴをあしらったR専用のヘッドレスト一体型トップスポーツシートが採用されています。その他、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”には、ドライビングプロファイルでスポーツもしくはレースモード(R専用)を選択すると、デジタルメータークラスターにR専用の表示が可能となっており、気分を高揚させてくれるアイテムが装備されています。
 
 消費税込みの車両価格は、ゴルフRが639万8000円、ゴルフRヴァリアントが652万5000円です。

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 ゴルフRの歴史は、2002年に導入されたゴルフIVベースの「ゴルフR32」までさかのぼります。

 初代ゴルフR32は、241馬力を発揮する3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載、4WDを組み合わせることで0-100km/h加速は6.6秒というパフォーマンスを発揮しました。その後ゴルフR32は、2003年半ばからDSG(DCT)を搭載した世界初のVWモデルとなりましたた。

 2005年には2世代目ゴルフR32がデビュー。最高出力は250馬力に引き上げられました。その後、2009年のフランクフルト・モーターショーでゴルフVIベースの3代目「ゴルフR」が登場。このモデルから、エンジンは3.2リッターV型6気筒自然吸気から2リッター直列4気筒ターボ(TSI)に変更され、最高出力は270馬力になり、名前もゴルフR32からゴルフRに変更されました。

 2013年9月には、ゴルフVIIをベースにした第4世代ゴルフRが登場、最高出力は270馬力に向上しました。そしてゴルフVIIIベースの新型ゴルフRで最高出力はついに300馬力を突破、320馬力という出力を得ることになりました。