欧州でメルセデス・ベンツ「Aクラス」がマイナーチェンジされました。デザインも力強さが増しています。さらに高性能モデル、メルセデスAMG Aクラスも改良されています。

PHEV「A250e」のEV航続距離が大幅延長

 独メルセデス・ベンツは2022年10月5日、コンパクトハッチバック「Aクラス」および「Aクラスセダン」をマイナーチェンジ、改良新型を欧州で発表しました。

 Aクラスは初代が1997年に登場した、メルセデス・ベンツのエントリーモデルです。FFプラットフォームを採用したモデルで、現行型は4代目となります。

 今回登場した改良新型Aクラスは、フロントのデザインを大幅に変更しています。ふたつのパワーバルジとシャークノーズを備えたボンネット、星型パターンが再設計されたラジエーターグリル、フラットなヘッドランプなどが変更点です。

 また19インチを筆頭に4種類のホイールを用意。リヤは新開発のディフューザーを備えました。

 インテリアも大幅に改良。7インチと10.25インチのディスプレイが中心のデュアルスクリーンディスプレイを標準採用します。またオプションで10.25インチ×2つのフローティングディスプレイとなります。ステアリングホイールは、標準でナッパレザーとなっています。

 インフォテイメントシステムは最新世代の「MBUX」を導入。これは学習機能も備えたもので、タッチスクリーンを介して直感的に操作することが可能です。

 パワートレインも変更されています。

 よりPHEVモデルの「A250eハッチバック」「A250eセダン」は搭載バッテリーを改良。従来よりもEV走行時の航続距離が延長しています。従来は約70kmでしたが、A250eハッチバックが最大81km、A250eセダンは最大82kmとなりました。さらに標準の3.7kWに加え、改良型バッテリーは最大11kWの充電システムでの充電が可能になり、10%から80%までの急速充電に要する時間は、約25分にまで短縮されています。

 搭載される1.3リッター直列4気筒ターボ+電気モーターは、システム出力218馬力・450Nmに向上しています。

 Aクラスのラインナップは、ガソリンモデルが1.3リッター直列4気筒ターボの「A180」「A200」、2リッター直列4気筒ターボが「A220」と「A250」の4グレードになります。トランスミッションは7速または8速DCTを標準装備し、全車が48Vマイルドハイブリッド化されています。

 ディーゼルモデルは2リッター直列4気筒直噴ターボの「A180d」「A200d「A220d」の3グレードです。

高性能モデル 「AMG Aクラス」もエンジン改良でパワーアップ

 ハイパフォーマンス仕様のメルセデスAMG Aクラスも改良。AMG専用のラジエターグリルやAMGエンブレムが着いたボンネットなどもデザインが変更され、新形状のフロントエプロンが導入されています。

メルセデスAMG改良新型「Aクラス」

 メルセデスAMG Aクラスに搭載されるエンジンも改良を受けています。48V電源とベルトスタータージェネレーター(RSG)は、発進時に10kWのパワーが追加されました。

 メルセデスAMG A35 4MATICは最高出力310馬力、最大トルク400Nmを発生、メルセデスAMG A45S 4MATIC+は最高出力426馬力、最大トルク400Nmというスペックになります。

 フラッグシップパフォーマンスモデルのメルセデスAMG A45S 4MATIC+はハッチバックのみの設定で、メルセデスAMG A35 4MATICはハッチバック/セダンともに設定されます。

 改良新型メルセデスAMGの市場投入に合わせ、メルセデスAMG A45S 4MATIC+をベースにした特別仕様車「AMGストリートスタイルエディション」も期間限定で発売されます。

 マウンテングレー・マグノのベース色にブラック/アンスラサイト・マットカラーグラデーション、蛍光オレンジのカラーアクセントを備えたもので、新デザインのマットブラック19インチホイールと鮮やかなレッドのブレーキキャリパーが、その外観を完璧に引き立てています。

 インテリアにも、マイクロファイバー製AMGパフォーマンスシートやAMGパフォーマンスステアリングホイールなどが標準装備されます。