ハイステータスの象徴ともいえる「LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)」。金属カードの唯一無二の存在感に加え、人生を豊かにするさまざまな優待を揃えています。今回はそんななかで人気の特典である国立美術館の無料鑑賞のうち、スペシャルイベントである「ラグジュアリーカード ナイトミュージアム」に参加しました。

閉館後の美術館を貸し切って絵画鑑賞できるスペシャルなイベント

 Mastercard(マスターカード)の最上位クラス、LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)が会員向けに提供する優待特典のひとつ「ラグジュアリーカード ナイトミュージアム」に参加してきました。

 日本は世界でも指折りの“アートが集まる国”です。美術館も多く、日々、世界的な名画に触れる機会に恵まれています。

 しかし、アート愛好家にはたまらない環境が整っているものの、東京についていえば、よい展覧会ほど人で混雑しているのも事実。できれば人の少ない環境で存分にアートを堪能したいと考える人も少なくないことでしょう。

 そんな願いをかなえてくれるひとつの方法が、「ラグジュアリーカード ナイトミュージアム」。閉館後の美術館を貸し切って1夜限りで開催されるエクスクルーシブなイベントです。

 イベントを主催するLUXURY CARDは、日常から旅のような非日常まで、極上のパーソナルサービスを展開しており、通年優待のひとつに「東京国立近代美術館と国立新美術館での企画展の無料鑑賞(Black Card会員以上)や、すべての会員向けの国立美術館の所蔵作品展の無料鑑賞」があります。

 今回のイベントはそのスペシャル版で、選ばれた12組24名の会員とともに、東京国立近代美術館で2023年2月5日まで開催中の企画展「大竹伸朗展」を鑑賞することができました。

東京国立近代美術館で開催される大竹伸朗展をゆったりと鑑賞

 閉館後のひっそりした美術館にて少人数でアート鑑賞できるのは、まさにラグジュアリーの極み。さらに、本展を企画した同美術館主任研究員である成相肇氏の解説もつくという贅沢さです。

ラグジュアリーカード。Mastercardの最上位クラスである「ワールドエリート」に属するプレミアムなカードだ

 成相氏の解説によると、2022年は世界的にも有名な画家・大竹伸朗氏(1955年〜)が初の個展を開いてから40周年に当たるそう。

 その記念すべき節目の年に開催されているこの企画展は、創作に目覚めたのと同時期である9歳のときに制作されたコラージュから、自らの手によるスクラップブック群、巨大な小屋型のインスタレーション「モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像」、最新作「残景 0」に至るまで、約500点もの作品を集めた大回顧展となっています。

 全7つのテーマ「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」に沿って構成された本展では、作品は創作年にこだわらずラインナップされ、画家の多彩な作家人生、そしてその熱量を、理屈ではなく本能的に感じとることができます。

 特に印象深いのが、美術館のテラスに設置された異世界へのウエルカムサインのような「宇和島駅」のネオンをはじめ、街中で見つけたという「ニューシャネル」と書かれたドア、妖(あや)しく緑に光る「モンシェリー」の看板など、時や自然が創り出した「経過」の証ともいえるイメージに対する好奇心と執着。

 自らの手で生み出す作品だけでなく、本人が「既にそこにあるもの」と呼ぶテーマのもとに、スナック店のドアやネオン看板など、通常は芸術とは見なされない創作物が役割を終えた時に放ち始める“うらぶれ感”への憧れのようなもの、または慈しみのようなものとも、謙虚なまでに向き合っているように感じられます。

 そして、自由な創作の屋台骨となる激しい衝動によって、身の回りにあるあらゆるものとのコラボレーションを楽しみながら、アートと、そうでないとされているものとの境界線を、気持ちいいまでに消し去ろうとしているように思えるのです。

 シンプルな技と果てしない創造性、ありふれたものから個性を見出す創意、人生への愛情、郷愁、ユーモアなどさまざまな人間味を感じさせる創作群は、大竹伸朗氏のアート人生そのものであり、クリエイティビティの偉大な堆積であることを感じさせます。

 大小、厚薄、2Dに3Dなど、さまざまな造形を持った作品に囲まれた空間に身を置くと、どこか遠い世界に迷い込んだような感覚におちいります。きっとそれこそが、大竹作品の力。どこでもない大竹伸朗氏の世界に入り込むことで、画家が抱える創作へのどうしようもない熱を、四方八方から強烈に感じることのできる素晴らしい展覧会でした。

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 今回、大竹ワールドを存分に味わう機会を提供してくれた「ラグジュアリーカード ナイトミュージアム」は、2019年に1度開催されて好評を博したものの、コロナ禍によりストップしていた人気企画。これからも会員の要望も取り入れながら開催していく予定だといいますから、アート好きの人は要注目です。