ここへ来て注目度が高まっているe-Bikeと呼ばれるスポーツタイプの電動アシスト自転車ですが、近年は高性能化が進んだこともあり購入のハードルが高くなっています。そんな中、イタリアのバイクメーカー・ベネリから注目の新モデルが登場。誰でも乗りやすい内容で初めて電動アシスト自転車を購入するという人にもオススメです。
日本のユーザーの使い方に合わせた仕様
e-Bike(イー・バイク)と呼ばれるスポーツタイプの電動アシスト自転車の人気が高まっていますが、最近のモデルは高性能化が進んでいることもあり、「乗ってみたいけれど、これほどの性能はいらない……」と感じている人も少なくないでしょう。
そんな人にオススメの新モデルが、イタリア生まれのバイクメーカー・ベネリから登場。「MANTUS 27 CITY(マンタス 27 シティ)」は、小柄な人でも乗りやすいフレーム形状を採用し、便利なオプションも充実しています。
ベネリは元々バイクメーカーで、近年はe-Bikeの開発にも力を入れていますが、今回の「MANTUS 27 CITY」は日本からの要望を受けて開発・設計されたモデルだといいます。
「フレームの形状からアシストの特性まで、日本側の希望を伝え、ほぼそのとおりの内容につくってもらっています」と話すのは、輸入元であるプロトの車両事業部 執行役員部長の中村彰収さん。
「MANTUS 27 CITY」の特徴は、またぎやすい形状のステップインフレーム(低床フレーム)ですが、これも日本からの要望を受けて実現したものだといいます。
海外仕様のe-Bikeを単に日本の法規に対応させただけでなく、乗り味やオプションにいたるまで日本での使われ方に合わせてセッティングされているため、安心できる選ぶことができそうです。
「ベネリ本社にも、レベルの高い日本市場で鍛えられたモデルを世界展開したいという意向があり、我々の要望にも真摯に耳を傾けてくれます」(中村さん)
●e-Bikeらしい自然なアシストフィーリング
「MANTUS 27 CITY」に採用されるモーターユニットは、AKM製の後輪ハブ(車軸)と一体化したタイプ。このタイプのモーターはアシスト感が唐突なものも存在しますが、「MANTUS 27 CITY」はe-Bikeならではのなめらかで自然なアシストを実現しています。
バッテリーはフレームに内蔵されるタイプで、すっきりとしたシルエットを実現。容量は36V-7.8Ah(280kWh)で最長80kmのアシスト走行が可能です。日々のポタリングはもちろん、ちょっとしたツーリングにも対応できそうですね。
前後のフェンダーやライト、リアのキャリアは標準装備。スタンドはセンタースタンドを採用するため安定した状態で駐めることができます。これら装備も日本での使用状況を踏まえて採用されたもの。フロントのバスケットもオプションで用意されています。
昨今、高性能化が進んだe-Bikeは、その分、価格も高くなっていますが、「MANTUS 27 CITY」は17万7210円(消費税込)というプライスに抑えています。e-Bikeデビューを考えている人にもありがたい設定といえそうです。
ちなみに発売は、2023年3月を予定。新生活に向けてe-Bikeデビューを検討中なら、選択肢に加えておきたい1台といえそうです。
●製品仕様
・価格(消費税込):17万7210円
・フレームサイズ:1800mm×595mm
・適用身長:150cm〜
・タイヤサイズ:27×1-3/8
・アシストレベル:4段階
・変速:外装7速
・カラー:マットブラック、ホワイト、シルバー