英国のスーパーカーブランド「BAC」は、東京と大阪に新たに販売拠点をオープンすると発表しました。それにともない、まもなくBAC「モノR」が日本で初公開されます。
4月14日から「オートモービル・カウンシル2023」でモノRを展示
ブリッグス・オートモーティブ・カンパニー(Briggs Automotive Company=BAC)」は2023年3月23日、アジア全域に3つの新しい販売部門を展開、日本に2拠点、台湾に1拠点を設けると発表しました。
BACは、世界で唯一の公道走行可能なシングルシーター(1人乗り)スーパーカー、BAC「Mono(モノ)」および「Mono R(モノR)」を製造している英国のメーカーです。2009年にニールとイアンというブリッグス兄弟によって設立されました。
モノRは、モノをベースに2019年に登場したモデルで、340馬力を発生する2.5リッターエンジンを搭載。カーボンファイバーを駆使したボディで、車両重量はわずか555kg。これはモノよりも25kg軽く、35馬力パワフルなモデルとなっています。
これにより最高速度は170mph(約274km/h)、0−100km/h加速は2.5秒と、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。英国での車両価格は19万950ポンド(日本円で約3058万円)です。
現在、BACの販売数のうち33%以上がアジア地域で占めているといいます。とくに香港やインドネシア、シンガポールやマレーシアなどで人気です。
BACにとって、日本は2番目に大きな単独市場であり、今回東京および福岡にショールームを設けることで、人気が高まることが期待されているといいます。
BACのグローバル セールス責任者であるクリス・ロックハート氏は、「これを機会に、世界でもっともドライバーに焦点を当てた、シングルシーター・スーパーカーであるBACのユニークな魅力を、成功者である東京のBespoke Automotive、福岡の永三MOTORS、台湾のYun San MOTORSと戦略的パートナーシップを通じて、新しいお客様に紹介できることを嬉しく思います」とコメントしています。
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英国にあるBACのリバプール工場では、2台のモノRが完成し、2台とも現在、福岡と東京のショールームで発表されるために日本に向かっています。これらの車両は、限定「R」モデルの日本上陸の最初で唯一のものといいます。
両モデルは、2023年4月14日から千葉・幕張メッセで開催される「オートモービル・カウンシル2023」で展示される予定です。