米国レクサスは、新型車「TX」を近日中に公開すると発表。併せて1枚のティザー写真を公開しました。3列シートSUVではないかとウワサされるニューモデルは、果たしてどのようなクルマなのでしょうか?

まもなく初公開されるレクサスの新型車「TX」とは

 先ごろ米国レクサスは、「TX」というネーミングの新型車を近日公開すると発表しました。これまでのレクサス車のラインナップには存在しないTXとは、どのようなモデルなのでしょうか?

 レクサスは、フラッグシップモデルの「LS」を筆頭に、現在、グローバルマーケットで12車種を展開しています。その顔ぶれはセダン、SUV、ミニバンと多彩ですが、各モデルのネーミングには一定の法則があることをご存じでしょうか?

 例えばセダンなら「〜S」、クーペなら「〜C」、ミニバンなら「〜M」といった具合に、車名の2番目の文字が各モデルのカテゴリーを示しているのです。

 その法則に当てはめると、新型車TXは「RX」や「NX」といったSUVカテゴリーのモデルであることが予想されます。では、どのような内容のSUVなのでしょうか?

●何か大きなものがやってくる!?

 米国レクサスは新型TXの近日公開をアナウンスするに際し、「Something big is coming! Introducing the first-ever Lexus TX, coming soon.(何か大きなものがやってくる! 史上初のレクサスTXが間もなく登場します」とコメントしています。そのため新型TXは、ラージサイズのSUVだとウワサされています。

 レクサスのラージサイズSUVといえば、旗艦モデルである「LX」やトヨタ「ランドクルーザープラド」をベースとする「GX」などが挙げられますが、この2台はラダーフレームを持つ3列シートのタフネス系SUV。同じ方向性のモデルを新たに投入するとは考えにくいため、新型TXはモノコックシャシーを持つ大型のクロスオーバーSUVだと予想されます。

 ちなみに北米トヨタには、モノコックシャシーを持つ大型のクロスオーバーSUVで、3列シートを備えた「グランドハイランダー」というモデルが存在しています。そのため新型TXは、グランドハイランダーのレクサス版ではないかと見られています。

 今回公開されたティザー写真には、TXのリア回りが映っていましたが、ボディパネルやガラス類がグランドハイランダーとは異なっていることがうかがえます。レクサスならではの差別化は、デザインにおいてもしっかりと盛り込まれているようです。

 ちなみに先代のRXには、3列シートを備えたロング仕様がラインナップされていました。3列シートを備えたクロスオーバーSUVという同様のコンセプトを持つ新型TXは、RXロングの実質的な後継モデルとなりそうです。