DSオートモビルのBセグメント・コンパクトSUV「DS3クロスバック」がマイナーチェンジ、車名を「DS3」に変更して発売されました。フランス流の上質感を味わえる1台です。

「DS3クロスバック」から車名を「DS3」に変更

 ステランティスジャパンは2023年5月23日、DS AUTOMOBILES(DSオートモビル)のコンパクトラグジュアリーSUV新型「DS3」を発表、発売しました。

 DS3は2009年11月に、当時シトロエンブランドとして登場したBセグメントモデルです。2016年にDSブランドが独立したことにより、新たにDSオートモビルのモデルとして生まれ変わりました。

 2018年には2代目に進化。クロスオーバーSUVとして「DS3 Crossback(DS3クロスバック)」の名前で登場しました。

 そして今回、マイナーチェンジしたのにともない、「DS3」と車名を変更して登場しました。

 新型DS3は、全長4120mmというコンパクトなボディに、洗練されたエクステリアとインテリアのデザインをエレガントに体現。匠の技ともいえる“サヴォア・フェール”を細部にわたり施しています。

 エクステリアは、フロントグリルやデイタイムランニングライト、フロントバンパーを新たな装いとしました。また、クローム部位の一部を、グロスブラックに変更し、よりダイナミックで引き締まった印象を強めています。

 リアビューについても、「DS AUTOMOBILES」のシグネチャーがあしらわれたリアガーニッシュを新規に採用するなど、全方位にわたりデザイン性を高めています。

 インテリアは装備を一層充実させることでモダンな空間へと進化。最新のインフォテインメントシステム「DS IRISシステム」を新たに採用し、トラフィック情報を入手可能なナビゲーションシステムが利用可能です。

 また日本語によるボイスコントロール機能に対応しており、“OKアイリス”と呼びかけることで、目的地やエアコンの温度設定、電話の発着信、天気予報などを、安全かつ快適に操作できます。

 モニターサイズは、従来の7インチから10.3インチへと拡大し、視認性が大幅に向上。さらに、車両周囲の状況を俯瞰映像として画面に表示する「360°ビジョン」を採用しています。

 このほか、自動で照射範囲をコントロールするマトリクスLEDビジョンや、シート、ダッシュボード、ドアトリムに上質なナッパレザーを用いてクラスの枠を超えた豪華装備を標準装備しています。

 パワートレインは、130馬力・300Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボ「BlueHDi」を搭載。WLTCモード燃費21.0km/Lという優れた燃費性能を達成しています。

 ボディカラーはブランバンキーズ、クリスタルパールに加え、新色のグリラケ、ルージュディーバの全4色となります。

 新型DS3の消費税込みの車両価格は509万円です。