スタイリッシュさで人気の高級SUV「レンジローバースポーツ」の2024年モデルが日本で受注を開始しました。PHEVが追加されたのが特徴です。

3種類のパワートレインはすべて電動化

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2023年6月1日、「RANGE ROVER SPORT(レンジローバースポーツ)」2024年モデルの受注を開始したと発表しました。

 レンジローバースポーツは初代が2005年に誕生したスポーツツアラーSUVで、現行型は2022年5月に世界初公開、日本は同年12月に登場した3代目となります。

 全長4946mm×全幅2209mm×全高1820mm。ホイールベースは2997mmというボディサイズで、あらゆるパワートレインに対応する、ランドローバーの先進のアーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用。

 外観デザインは、張りのあるサーフェイスやダイナミックで筋肉質なプロポーションが目に付きます。世代を超えてひと目で「レンジローバースポーツ」とわかるDNAを継承しながら、レンジローバーファミリーの特徴である洗練性とラグジュアリー/先進性/モダニズムをさらに進化させています。

 またエアロダイナミクスにも貢献し、空気抵抗係数(Cd値)はわずか0.29といいます。

 さらにナビデータをもとに前方の道路状況に最適な足回りの設定を自動選択する「ダイナミックエアサスペンション」、1秒間に最大500回パラメータをモニタリングし、コーナリング時のロールや急制動時のピッチングなどを抑える「アダプティブダイナミクス」などを搭載することにより、走破性能が進化しています。

 また7つのモードから選択可能な「テレインレスポンス」、世界初のアダプティブオフロードクルーズコントロール「オフロードコントロール」、900mの最大渡河水深など、オフロード性能も進化しています。

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 今回登場した2024年モデルは、従来、特別仕様車として導入していた3リッター直列6気筒ターボガソリンエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載するモデル(400馬力・550Nm)を新たにラインナップに追加。

 さらに同エンジンに105kWの電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル(550馬力・800Nm)を新たに取り揃え、従来の300馬力・650Nmを発生する3リッターディーゼルエンジン(MHEV)と合わせ、全3種類のパワートレインがすべてハイブリッド化されています。

 消費税込みの車両価格は、1131万円から1850万円です。