スイスのジュネーブにて開催された時計の見本市「ウォッチズ&ワンダーズ 2024」。当地でも来場者から注目を集めていた、12角形のベゼルでおなじみのラグジュアリースポーツ(ラグスポ)ウォッチ、ボーム&メルシエの人気コレクション「リビエラ」最新作の情報をお届けします。
●素材や仕上げ、色使いも多彩な6モデル
ウィリアム・ボームとポール・メルシエによって、1830 年にスイスで創業されたボーム&メルシエ。
スイスのジュネーブで2024年4月9日から開催された世界最大の時計の見本市「WATCHES & WONDERS GENEVA」(ウォッチズ&ワンダーズ2024)では、同社が2024年に順次リリースする予定の「リビエラ」の最新作が大きな注目を集めていました。
12角形のベゼルを持つ「リビエラ」は、昨年誕生50周年を迎えたボーム&メルシエのアイコン的タイムピース。地中海沿岸にある避暑地リビエラの自然と、近代的様式美を持つ建築物の対比を表現したラグジュアリースポーツウォッチです。
今回発表された新作は合計6本。それぞれのタイムピースの特徴をハイライトでご紹介します。
「リビエラ スケルトン」(M0A10721/発売予定:2024年4月)は、無駄のないラインを描くリビエラの近代的な邸宅の建築様式を讃える、その名の通りスケルトンのダイヤルを持つモデル。
そのデザインは地中海沿岸の岩肌に寄り添うように建てられた、ミニマムなラインと大胆な形状を持つ邸宅からインスピレーションを受けたもので、オープンワークのムーブメントは、ポリッシュ&サテンで仕上げられた42mmのステンレススチールケースに収められます。
「リビエラ タイドグラフ」(M0A10761/発売済み)は、ウォッチズ&ワンダーズ2024に先だつ2月にリリースされた、タイドグラフ(潮位表示)を搭載した、印象的なブルーの色彩をインナーベゼルにまとったモデル。
ケース、ベゼルともにポリッシュとサンレイ・サテンフィニッシュが施され、ケースバックには世界限定500本の証として「Special Edition One Out of 500」の文字がエングレービングされます。
「リビエラ ステンレススティール・チタニウム」(M0A10769/発売予定:2024年5月)は、ステンレススチール製ケースとチタン製ベゼルを組み合わせたハイブリッドモデル。
サンドブラストにくわえブルーのPVD加工が目を引くケースと、PVDグレー仕上げのチタンによって独自のコントラストを表現。高い耐久性だけでなく、ラグスポの世界に新たなデザイン潮流の可能性を表現します。
ポリッシュ&サテン仕上げのK18ピンクゴールド製ケースを採用した「リビエラ ゴールド」(M0A10787/発売予定:2024年9月)。
直径39mm、厚さ9.6mmのケースは、同社自ら「ボーム&メルシエが追求する完璧なバランス」と表現するプロポーションを体現。ウェーブ模様が波打つスモーキーグレー色のサファイアクリスタル製ダイヤルとの絶妙なコンビネーションで見る者を魅力します。
「リビエラ パーペチュアルカレンダー」(M0A10786/発売予定:2024年9月)は、時分秒に加え、曜日や月、閏年を考慮した年、ムーンフェイズを表示する、高精度コンプリケーションモデルです。
コンプリケーションは20323年、「リビエラ」の誕生50周年記念として世界50本限定の40 ㎜ステンレススチールモデルとして製造されましたが、本作はそのブラッシュアップ版。
搭載される自動巻きのムーブメントは、デュボア・デプラのモジュールを備えた自社の「ボーマティック」。高い時間精度と5日間(約120 時間)のパワーリザーブ、日常における耐磁性を確保しています。
また今回は、女性向けサイズもラインアップされます。「リビエラダイヤモンド」(M0A10765/発売予定:2024年5月)は、ステンレススチール製ケースのベゼルに44 個のブリリアントカットのダイヤモンド(Top Wesselton、VS クオリティー、0.47ct)がセットされたモデル。
ブルーラッカー仕上げのダイヤルには透明なウェーブ装飾が施され、内側のミッドナイトブルーの縁取りにより、その繊細さに深みが添えられます。10年間の電池寿命をもつクォーツムーブメントを採用し、5気圧(約50m)の防水性能を備えています。